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山田 正紀 / ハヤカワ文庫JA (7件のレビュー)
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総合評価:
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y_doka
最初はいろいろ詰め込みすぎて意味不明の箇所も結構あって苦痛だったが、数十ページ読んでからは引き込まれる。 とにかくそれ一つで長編が成り立つよ、といった謎が満載で、ほんまにちゃんと収束するんか、という一…抹の不安も。「コズミック」みたいなんだったら怒るよ。続きを読む
投稿日:2016.12.17
あさひ
上下巻読了。 ミステリーをネタにした幻想小説...ではないのかな? 怪しげな謎をとにかく撒き散らして、最後に辻褄合わせの無理な謎解きをしています。 謎解きなんてどうでもいいのかもしれません。 現実か幻…か、その狭間で揺らぎ、たゆたう、惑わされる。そんな感覚が魅力の小説です。 でも、少し長すぎますね。続きを読む
投稿日:2013.10.05
karatte
時代設定や舞台はなかなかに魅力的。上巻は謎また謎のオンパレードで、下巻でどのように収束させるのか、お手並み拝見といったところ。あと『魔笛』って本当にこんな支離滅裂な筋書きなのか?
投稿日:2012.08.14
秋丸
このレビューはネタバレを含みます
すごい。 知識土壌というか、知的バックグラウンドがどこまでも奥行きを見せている一方で、その独自の体系をひけらかすようなところが少しもない文体。 最初の数ページにはとっかかりにくかったが、あとはすんなり読めた。 しかし、その展開させる世界観・思想が入り込みすぎて、読者を著しく制限してしまっているきらいがある。 かならずしもそれは作品の欠点ではないが、この作家を知っている人間が周囲に少ないのは悔やまれる。 後半で、どんな展開を見せるのか非常に楽しみだ。
投稿日:2012.05.04
Tonoen
謎は不可能性が高く、数も多いのだが、小説として多くの要素を詰め込み過ぎ、その解決にカタルシスが感じられなかったのが残念。
投稿日:2012.02.26
酒井一成
(上下2冊読んでの感想です) 上下二巻、質量ともに大作である。 ふたつの時間が交錯していく。夫の投身自殺を調べる女性の物語と、その捜査の鍵を握る50年前の事件を題材にした小説。その交錯が、平行世…界のイメージで語られていくので最初は取っつきにくかった。この作者独特の、一種時代がかった描写のせいもあるのだけど。 幻想小説とも思えるような不思議な出来事の数々が、本格ミステリとして解決していくのはなかなか鮮やかである。まるで島田荘司のようだ。残念ながらひとつひとつの謎の解決はちょっとこぢんまりしているような気がするけれど、作品の後半にある推理合戦は、趣向が秀逸でおもしろかった。 2005/10/25続きを読む
投稿日:2010.08.28
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