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田中 哲弥 / ハヤカワ文庫JA (7件のレビュー)
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総合評価:
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DK
このレビューはネタバレを含みます
5編収録の連作短編集だが、どの辺が連作なのかと言われても困る構成。共通するのは学園ものの皮を被った何かということ。授業中かと思ったら諜報戦になるわ、大声を出したら衝撃で人が死ぬわ、備品を取りに総務部に行ったら異世界突入するわ、狐に噛まれたら超人と化すわ、学校が沈んだと思ったら女性に言い寄られるわ、と予想も付かない方向に物語は進行するため、筋を言うのも困難で、話を追うのがやっとという展開。時折、面白い表現はあるものの全編無茶苦茶をやっているだけでどうにも自分には合わなかった。ナンセンス・ストーリィが好きな人にはたまらないかもしれない。
投稿日:2017.03.16
march-am
ここまで無茶苦茶だとツッコミもし忘れる。話数を経るにしたがってよりアホに、よりスケールアップして、最後は風船が破裂するように唐突に終わりがくる。愛はどこにある!
投稿日:2015.03.03
そら
【僕は嫌い、それでいいと思った】 僕はラノベに偏見がある。全然好きじゃない。それを踏まえて客観的に読んでも、これはラノベとして出さないほうが良かったと思う、ラノベとしての評価なら多分、橋本晋のイラストが一番ポイント高いところで本書は、まったく評価されなかったのだろうと思う。 ラノベの定義はよくわからないが、この作品はどっちつかずで、深読みもできない、とっつきも良くなくて、読んでいて疲れた。この舞台が学園ではなくて、美少女でもなくて、もっと自由なフィールドの読み物だったらもっと面白かったし、楽しめたと思う。 どうして僕がラノベを楽しめないか、よく考える。 多分僕が13歳の時に学生という身分を捨てて学生を殆ど経験してないからだと思う。学園生活に淡い憧れはあっても、学園というものがよくわからないし、そういう環境になじめないからラノベの友達、ヒロイン、学園の雰囲気になじめないのだろうか?
投稿日:2014.07.23
mokunokami
「非常識」は「常識」な世界の中でこそ際立つのであって、すべてが「非常識」だといかに奇怪で奇特な超展開も「常識」に堕してしまう。
投稿日:2012.02.24
七村 圭
学園を舞台に諜報戦やアメコミ、純愛など5つのジャンルを織り込んだ短編集。無理のありすぎる話の展開や登場人物の行動のチープさ等、インパクトは強烈なのだが正直読むのがきつい。こういうのもあってもいいよね…、というくらいの感想。続きを読む
投稿日:2010.05.14
マエダ
「ミッション」といえど、「キリスト教の」ではなく「使命」の方。 YA向けかと思いきやちょっと違ったみたい。 それもそのはず、あとがきにそれについて書いてありました。 電撃hpというライトノベル誌…に連載されていたそうだが、めちゃめちゃ不評やったらしい。 夢見る少年少女向けではなかったのだ。 だからハヤカワ文庫での出版となったそうだ。 でも、こういうの好きですよ続きを読む
投稿日:2008.11.16
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