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ジョン・クラカワー, 海津正彦 / 山と溪谷社 (16件のレビュー)
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総合評価:
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せきたけ
1996年5月10日にエベレストで起きた大量遭難事故。 エベレストに向かうまでの参加者の動機から如実に書き記されていた。緻密なインタビューに基づいて、一つ一つの描写が詳しく記されている。 登場人物…、感情、情景に対する主観と客観が入り交じった描写によって、場面場面を体験しているかのような臨場感ががありました。迫力凄かった。続きを読む
投稿日:2022.11.06
よん。
翻訳に少し読みづらさがあるが、内容には圧倒された。いつかエベレストを間近に眺めたい。登りたいと、軽々しくは言えない。
投稿日:2022.09.25
mono__qro
小さな満足がいくつも重なって幸福めいたものになっていき、ひとことでいえば、クライミングに対する飢餓感がすっかり鈍っていた。
投稿日:2022.05.17
twshayafune
1996年5月にエベレストで起きた大量遭難事故の詳細。 筆者自身が登山家であるため、山での描写が非常に詳しくリアルで、自分も作者と同じ場所にいるような気持ちになった。 悲劇が待っていることはわかって読…んでいたが、先が知りたくて一気に読んでしまった。 この本を読んだらエベレストなんて絶対に登りたくない、と思うので、いや、読まなくても、簡単な山ではないことは知っているので、エベレストに登頂したいという人が数多くいることが理解できないが、読んでいる最中にインターネットで検索してみたら、今でも数多くのエベレストへの商業登山ツアーが存在することを知り驚いた。 冒険ではない登山を登山と見なさない人たちも、今もたくさんいて、それでも死亡事故のニュースはあまり聞かなくなったので、商業登山もいろいろ改善されてきているのだろう。続きを読む
投稿日:2022.03.09
tanco
1996年エベレストで起きた大量遭難死事故の現場に居合わせたルポライターが書いた実話である。 実際に何人もの人が死んでいるため、この表現は不適切ではあると思うが、とても面白い、というのが正直な感想。 …ハラハラドキドキでページを捲り、結末を知っているがゆえに、死に繋がる悪手の判断をする場面では、天を仰ぐことが何度もあった。 死が目前にきている極限状態であっても、人は他人のために行動する、そのことが胸を打ち、感動する。 事実、ガイドのロブホールは、顧客(仲間)を見放して下山していれば、生きて還ってきていただろう。 だが、それを選ばなかった。 複数の隊が同じ日に頂上攻撃を行い山頂付近で渋滞し体力を消耗したこと、ライバルの公募隊に負けたくないという気持ち、前年に山頂目前で撤退したダグハンセンへのロブホールの同情、いろいろな要素が重なり、この遭難事故は、起こるべくして起こったことが分かる。 登場人物の性格や背景や関係性が詳しく書いてあるため感情移入しやすく、エベレストという過酷すぎるほど過酷な環境も詳細に描かれている。 人間ドラマとしても読み応えがあるし、エベレスト登山とはどういったものかを知るためにも非常に良い本だと思う。続きを読む
投稿日:2022.01.09
えいすけ2
デスゾーン、映画エベレストと合わせて非常に読み応えがかった。 印象的だったのは、クラカワー自身のアンディへの無念 アンディ自身は実際に非常に追い込まれていて、チームとしたらクラカワーはヘルプに回れる…側ではあっただろう。 また、ロブがダグに時間切れを告げられなかったのは、情、といっていいだろう。 あのシチュエーションで頂上を目前に引き返せるだろうか。 商業隊というビジネスモデル自体にどこかに無理があったのだろう。そして破綻したビジネスモデルは悲劇を招く。 恐らく、顧客が多すぎた、値段が安すぎたのは言えるだろう。 死亡率を考えると、マンツーマン、成功報酬型が現実的だった?続きを読む
投稿日:2021.12.24
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