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黒柳徹子 / 講談社文庫 (125件のレビュー)
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総合評価:
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Savage
黒柳徹子という人が生きているうちに、この作品を読めて本当に良かったと思う。軽い気持ちで読み始めたのに、何度か泣いてしまった。特に徹子さんとロッキーの話が好き。 思いやりと書くと薄っぺらく感じてしまうが…、校長先生である小林先生が子供の幸せを想っていたこと、それが子供たちにも伝わって子供同士や周りの大人を信頼できていたこと。心がサラサラになる。 中でも、徹子さんのお母様が本当に素晴らしい方だと思う。作中でも、トットちゃんを一度も否定していない。ヒヨコを強請る時のご両親の反対理由が、「面倒だから」とか「世話できないから」とかではなく、「トットちゃんが悲しむことになるから」と言ったのは本当に愛情深いと衝撃を受けた。 そして戦争がいかに無慈悲であるか。私を含め、かつて子供だった人たちが、今の子供たちに何ができるかを考えさせられる本でした。続きを読む
投稿日:2024.04.13
myriame
初めて読んだのは小学生の頃。30年ぶりの再読。昔はわからなかった難しい言葉や、大人達の思いが理解できるようになり、より鮮やかな気持ちであっという間に読み終えた。忘れていたけどずっと心の中にあった、この…本の優しさを思い出した。続きを読む
投稿日:2024.04.10
ak
映画化で話題になっていたので興味を持った。長野にある安曇野いわさきちひろ美術館に行ったのもある。 楽しさと切なさを持った内容。子どもや他人への優しさ溢れる文章だった。
menchicho
ここ数年、黒柳徹子をテレビで見るたびに「この人90歳近くになっても活躍してすげーな」と思うようになった。それで今さらながら読んだ。 幼少期は、授業中に教室からチンドン屋を呼ぶなど変人だ。でも自分なりの…信念を持っていて人に優しい。それを見抜いて、長所として育ててくれた校長先生の話。最後は感謝の言葉で締めている。 また、周りの子どもたちも変人ばかりだったようだが、多くは大成したようだ。「変人=愚か者」でないことを伝える本だともいえる。 テンポの良い短編集のような構成なので楽しく読めた。文章も上手い! ただ、愛犬がどこに行ったのか気になる。続きを読む
投稿日:2024.04.03
ゆり
校長先生は子供たちの面付持っているし、素質をどう周りの大人たちが損なわないで大きくしてやれるかと言うことをいつも考えていた 文字と言葉に頼りすぎた現代の教育が、子供たちに与える影響について危惧してい…た 自分はこんなに小学生の頃のことを記憶しているだろうか?続きを読む
投稿日:2024.03.29
おたま
続編を読んで、久しぶりに本書を引っ張り出してきて読みました。言わずと知れた大ベストセラーで、1981年の初版以来、国内で800万部、全世界累計2500万部超、20以上の言語で翻訳と、世界中で愛されてき…ました。いわさきちひろさんの温かい挿絵がこの本の世界観にぴったりで、一層この本を素敵なものにしてくれています。このアニメ映画が昨年(2023年)12月8日に公開されているのも、82年前の太平洋戦争の開戦日に合わせてのことかもしれません。 黒柳徹子さんが小学校1年生で小学校を退学になり、私立のトモエ学園に転校するところから物語は始まります。この学校の校長、小林宗作先生は、海外でリトミックを学び、私財で幼稚園と小学校を作られた方ですが、その運営は、戦争の影響でたった7年という短いものだったようです。様々なタイミングが重なって、トットちゃんが小林校長先生に出会えた奇跡を感じます。 トットちゃんを愛する、校長先生をはじめとする先生方、ご家族、友達、本当に温かい人々に囲まれて、トットちゃんの個性が育まれたことが分かります。私も一人の大人として、子ども達にこのような心で接して、良さをどんどん伸ばしてあげられる人になりたい、そして平和な世の中を続けていきたい、そう思いました。続きを読む
投稿日:2024.03.23
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