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近衛龍春 / PHP文庫 (4件のレビュー)
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総合評価:
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おぬま
伊達政宗の従兄弟であり、重臣である伊達成実(しげざね)を主人公とした歴史小説。 兜の毛虫は、「決して後ろに退かない、前に突き進む」というもので、伊達家で唯一人付けるのを許されたもの。成実の性格を表して…いる。 そんなダイナミックな性格が、歴史小説として面白い作品に仕上げている。 基本的には大河ドラマはじめ伊達政宗のストーリーをなぞった話ではあるが、視点が家臣の成実であることで、また違った見方ができ面白い。 後半の秀吉絡み~北の関ヶ原は、ちょっと駆け足な印象を抱いた。 父の実元は、上杉謙信で有名な越後上杉家に養子に入る予定だった人物で、成実の「実」は上杉家から貰った文字。 その際、上杉家から伊達家に「竹に雀」が送られている。つまり、すずめ踊りの由来だ。 私は個人的に臥牛城のそばで育ったので、非常に親しみを感じる作品でした。続きを読む
投稿日:2023.09.04
azusa10
とてつもなく熱くて、真っ直ぐな人。 予備知識がないので、話の流れが分からない部分もあったけど、後半になるにつれて、引き込まれていく感じでした。
投稿日:2014.01.12
happybs
戦場で“不退転”の覚悟を示す「毛虫の前立」の兜を身につけ、人取橋合戦、摺上原合戦などで数多の武功をあげた伊達成実--。独眼竜政宗の「切り札」となったその勇猛ぶりは、天下人の秀吉、家康も配下に欲した。奥…州制覇を目指す政宗とは主従を超えた友情で結ばれ、『智』の片倉小十郎と共に『武』で伊達家の双璧を担う。生涯を“伊達の先陣”に捧げた闘将を描く力作小説!続きを読む
投稿日:2013.03.09
上総介
伊達家の先陣で家老・伊達成実を主人公とした珍しい本。政宗をライバル視し、また主君としての物足りなさや片倉小十郎を重視することへの妬みなど、様々な思いで展開する成実の生涯がわかります。たぶん、こんな人だ…ったんだろうなぁと納得の一冊。 2010.05.10読了続きを読む
投稿日:2010.05.15
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