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今野敏, 日本推理作家協会 / 角川文庫 (5件のレビュー)
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ともりぶ
エッセイの定義は知らないけど、エッセイ集よりは雑感集の感じ。アミの会(仮)は好きなので続いてほしい。協会理事やら選考委員とか作家さんも書くだけじゃなくていろいろあるらしい。
投稿日:2021.12.06
bukurose
米澤穂信「十年と十年」 11年前、自分の中からひりつくようなやりきれなさが消えかけていることを察し、慌てて万能感をテーマに青春ミステリを書いた。10年前、遊戯に徹したミステリ以外のものをと思いデスゲー…ムものを書いた。こう振り返ると書くものは少し変わってきた気がする。手癖に頼らずに、1行に迷いながら書いてゆきたい。 篠田節子 推理小説には「オマージュ」というものがあるが、篠田氏は上田秋成のよく知られた作品から、短編、長編を1本ずつ書いているのだが、読者も批評家も担当編集者さえも、誰ひとり気づいてくれない、とある。・・一体どれ。「絹の変容」以外は全部読んでるつもりなのだが。まあ上田秋成を読んでないか。 池井戸潤 一作一作がトライアンドエラーの繰り返し。きっかけをくれたのは江戸川乱歩賞で、それを主宰する日本推理作家協会が70周年を迎えたことは慶賀に堪えない。 2017.8.25初版 図書館続きを読む
投稿日:2021.10.11
higetan
日本推理作家協会70周年を記念して会員の108人がものしたエッセイ集。課せられたテーマはこの十年間の雑感または自分のベストミステリ,デビューしての雑感のうちの1つ。下手な(失礼)小説よりもおもしろいも…のが沢山。最近の理事長(代表理事)は東野圭吾や今野敏だが,かつては北方謙三,大沢在昌といった強面が務めていたということで,70周年記念事業の寄付を募りに大沢と北方がある出版社を訪れた際の話。黒塗りの車で赴き,「玄関に乗りつけた車から降り,ポケットに手を突っ込んでずかずかと入ろうとしたら,ガードマンに制止された。御用件は。社長に会いに来た。社名をおっしゃってください。会社なんかあるかよ。そう言った瞬間に,ガードマンが大挙して現れ,つまみ出されそうになった」(北方謙三)だそうだ。作家というのはしょっちゅうバーで飲んでいるという印象があるが,それは昔の話,今の若手や中堅はそんな豪快なことはしないらしい(というのは,何かさびしいような)。 アメリカの指揮者デイヴィッド・ジンマンが子どもの頃,隣家に越してきた外国人をからかっていた。後になって気づいたのだが,それはナチスから逃れてきたベラ・バルトークだったのだそうだ。(麻耶雄嵩)続きを読む
投稿日:2019.02.11
daruma2017
日本推理作家協会の70周年を記念した書き下ろしエッセイ集。 有名会員総動員という感じの相当豪華な執筆陣になっているが、内容的には充実していると言い難い。テーマとしては「わたしの10年雑感」等の3つがあ…り、その内のどれを選んでも良いとの事だけど、ミステリ作家や評論家という人種は、マトモにテーマどおりには、まず書かない(^^)。それが面白いと感じる読者もいるだろうけどね。私は纏まりに欠けてイマイチだったな。 どうせなら、もっと人数を絞って一編が長めのエッセイにした方が良かったと思う。続きを読む
投稿日:2017.10.04
ao-neko
日本推理作家協会70周年記念エッセイ集。とにかく多くの作家の雑多なエッセイがぎっちりで、こういうのってなかなか読める機会がなくって貴重ですよねえ。 個人的には50周年記念の文士劇の話題がよく出てくるの…で。あれは一度ビデオを借りて観たことがあるのですが、ぜひぜひDVDで出していただけないかなあ、と切に思います。続きを読む
投稿日:2017.09.07
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