【感想】妄想ＤＫ【単行本版】　

このレビューはネタバレを含みます

▼あらすじ
俺の名前は青山夏樹、趣味はインターネット、ハンドルネームは童貞紳士。
コミュ障の俺にいきなり友達宣言(と言いつつ奴隷乙?)してきた同級生の赤城。
やたらとちょっかいを出してくるソイツが気になりだして、何故かムカツクことがあったら赤城を犯す妄想で憂さを晴らしているが…!?

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ストーリーの完成度：★★★☆☆
シュール度：★★★★★
アホエロ度：★★★★☆
多CP度：★★★★☆
萌え度：★★★☆☆
総合評価：★3.5

懸賞本。初読みの作家さんでした。
高校生CPのお話で、妄想と現実が入り混じる一風変わったストーリーなんですが、絵柄も含めてなかなか個性的な作品なので、ぶっちゃけ、好みは分かれるかと思います。

個人的に読んでて気になったのは、効果音とか吹き出し外の台詞とか、普通なら手書きにするであろう部分が殆ど手書きじゃなかったところです。
まさか手書きじゃないだけでこんなにも違和感があるとは思いませんでした…。もしかして、文字書くの苦手なのかな？と思ったり…。
あと、ギャル男っぽさを狙ってなんでしょうが、“じ”が“ぢ”になってるのが地味にウザくて気になってしょうがなかったです。(^^;)

でも、個人的には嫌いではないかな。寧ろ、それなりに楽しめた方だと思います。
まず、攻め(表紙左側)視点で話が進むのですが、テンポが物凄く独特で不思議な感じなんですよ、これ。今までにないシュールな感じで、読んでる内に段々とクセになります(笑)
それに攻めが見た目はめちゃくちゃチャラいのにコミュ力０でネラーという設定のちぐはぐさが面白かったです。(表情と心の中の台詞がマッチしていないのがまたウケる笑)

因みに妄想とはいえ男の娘受けやホスト受け、ガチムチ受けなどエロのバリエーションが豊富で良く言えばお得感がありますが、正直、ここも好みが分かれる要因かな、と思います。(^^;)
特に私はガチムチ受けがあまり好きではないので、そこは要らなかったなって。(番外編もまさかのガチムチ受けでしたし…笑)
反対にホスト受けが何気に刺さったのと、作者さん曰くフラグはまだ折れてないとの事なので、どこかで攻め×ホストの話が読めるのかな？と密かに期待していたり…(笑)

アホエロ系のライトなお話だったのであまり萌えられはしませんでしたが、ストーリー自体はそこそこ楽しめたので然程不満はありません。
何も考えたくない時に読むにはもってこいな作品だと思います。

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