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赤川次郎 / 角川文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
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runmin24
短編集。比較的大人向けで、既読の赤川作品ではこれがベストか。 「忘れじの面影」わびしい余生を送る元警官志村は、突如同世代の女の訪問を受ける。彼女は遺産狙いの子供たちに殺されると訴え、志村は仮の夫として…家に来てくれるよう頼まれる。頼みを受諾した志村を長男が襲うものの返り討ち、そして事故死。続いて長男の残した罠によって長女も死ぬ。一件落着かと思いきや、実はそれらは老女の仕組んだもので、老女はかつて志村を慕っていた幼馴染だった。そうして命の長くない老女は志村に毒を飲ませ無理心中するのであった。「血とバラ」ある恐ろしい吸血鬼の画に魅入られ、自らを吸血鬼と信じ殺人を犯してしまう男の話。「自由を我らに」富豪滝川への殺人予告を受け、警察官二人は邸で警護していたが、パーティーの日、滝川は撃たれて重傷を負う。しかし実はそれは滝川が幼馴染を殺そうとする目論見の手違いによるものだった。「花嫁の父」大江は理由あって一度も会っていない娘が結婚することを知る。せめて花嫁姿を見ておきたいと、式場に紛れ込む。その時娘のかつての恋人が、嫉妬のあまり娘を殺そうと襲いかかる。大江は盾になって死ぬ。「冬のライオン」小倉の義父にして富豪の牧野が、歳の離れた女性と結婚するという。偶然にもその相手は小倉のかつての部下であった。ある日一族が集まる日に、女は殺されていた。小倉は疑われ、牧野に殺されかける。しかし、実は女は浮気を疑われ牧野に殺され、牧野はその罪を小倉にきせようとしたのだった。続きを読む
投稿日:2021.08.20
komachi31
ちょっと怖めのミステリー。赤川作品は安定して面白いなぁ(*^^*)最後の冬のライオンのドロドロさがすごい❗️
投稿日:2017.08.28
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