0
梶井 基次郎, げみ / 立東舎 (42件のレビュー)
レビューを書く
商品詳細ページへ戻る
総合評価:
"powered by"
こもれび
このレビューはネタバレを含みます
絵がとても綺麗。 病気だとか貧困だとか、健康だとか、 そういうので、人の幸せの価値観はガラリと変わるのだなと思った。 不吉の塊は、誰の心にもある気がする。 得体の知れない、何かわからないけれど憂鬱な気分。何かわからないから解決策も見つけられない。 多分、色んな黒いものが混ざっている。 そんな中、明るくてパキッとした黄色のレモンに惹かれたのかな。 おまけに香りまで爽やかだし。 小さな爆弾は、絵もあって気分爽快。 そんな風に、想像するのは自由だよね。実際にやったらダメだけど。
投稿日:2024.06.05
音羽
乙女の本棚シリーズの中でも何度も読み返してしまう1冊。人々は妄想しながら生きている。会社や学校を爆破したい人に。
投稿日:2024.05.22
はな
青空文庫で初めて読んだときから好きな作品です。乙女の本棚シリーズのこの本は美しい挿絵もあり、絵本のように楽しめました。 檸檬の瑞々しさ、ひんやりとした温度、爽やかな香りなどが想像できます。 スーパーで…檸檬を見たら、本作品を思い出します。オチも衝撃的です。続きを読む
投稿日:2024.04.29
晴
話が簡潔にまとめられていて読みやすかった。 イラストレーターによる絵が本文のように、繊細で美しく描かれていたため、情景をイメージしやすかった。 近代文学を最後まで読み切ることは、今まで大変だったが、これは短時間で読めるため、シリーズになっている他の本も読んでみたいと思った。 気持ちに余裕がない時、何となく現実逃避したくなったり、妄想が止まらなくなったり… また現実から引き戻された時の胸が苦しくなる感じが、細かく表現されていた。 画集の上に檸檬を置き、因縁の場所が爆発されるという妄想(?)は、うんざりしている現実が吹き飛んでしまえばいいのにという主人公の思いを表現していてすごいなと思った。 また、せっかく現実と向き合う勇気を出せたのに、妄想だけで満足してしまうのも人間らしくて好きだなと思った。 嫌な現実を忘れられるくらいの檸檬なんとも言えない純粋さは、主人公が現実と向き合う勇気をくれた。 案外、勇気を出せずにいる時に、寄り添ってくれるのは檸檬のような些細なものなのかもしれないと感じた。 檸檬の美しい描写そして健康的な黄色が、読んだ後ずっと頭の中に残っている。 私も今度、八百屋で檸檬を買ってみようと思う。
しまだぬき
久しぶりのこのシリーズ。『檸檬』もちゃんと読んだのは初めてなのですが、ちょっと印象が変わったかも。最初の方、裏通りを歩きながら遠く離れた街にいるような錯覚を起こそうとするシーンが好き。 あと、花火や、…びいどろ、南京玉の描写。いいですよね!と本のこちら側でひとり頷いてみたり。 檸檬のシーンは美しいけれど、後片付けする羽目になった店員さんのストレスが…、といらんことを考えてしまったり。発表されてからこの方、多数の人が思ってるんだろうけど。続きを読む
投稿日:2024.04.12
土瓶
乙女王に俺はなるっ!? (ワンピース風に) ということでまたもや乙女の本棚シリーズ。 て~~~んちょう。 まぁたあのお客さんですよ、これ見て下さい。 どうすんですか。 うちの売り物の画本をこんな…に積んで、しかもその上にレモンなんか置いて。 何気取りですか。 鏡餅ごっこですか。 だったらせめてミカンにすべきでしょうよ。 こんなんじゃみんな気味悪がって誰も買っていかなくなるじゃないですか。 しかもあの客、ニヤニヤしながら帰るんですよ~。 気持ち悪い。 来るときはあんな仏滅みたいな顔で来るのに。 何でスッキリしてるんだか。 いいですか。今度こそ出禁にして下さいね。 絶対ですよ。 店員側から見たらこんなお話しです(笑) 日本文学の壁は高いなぁ~。 さっぱりわからん。続きを読む
投稿日:2024.04.11
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。