【感想】危機の現場に立つ

中満泉 / 講談社
(10件のレビュー)

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  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

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    NDC分類 K329

    「国連軍縮担当事務次長であり、二人の女の子の母親である中満泉さんは、世界中の紛争地で平和活動に奮闘してきました。本書は、その生々しい難民支援交渉から、目の当たりにした不正義への憤りと国連で働く意義、子育てと両立してグローバルに働く方法まで、これから国際協力の現場を目指す人に有意義なメッセージが詰まった一冊です!」

    中満泉[ナカミツイズミ]
    国連軍縮担当事務次長・上級代表。早稲田大学法学部卒業。アメリカ・ジョージタウン大学大学院修士課程(国際関係論)修了。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)旧ユーゴスラビア・サラエボ、モスタル事務所長、旧ユーゴスラビア国連事務総長特別代表上級補佐官、UNHCR副高等弁務官特別補佐官、国連本部事務総長室国連改革チーム・ファースト・オフィサー、International IDEA(民主主義・選挙支援国際研究所)官房長、企画調整局長、国連PKO局政策・評価・訓練部長、国連PKO局アジア・中東部長、国連開発計画(UNDP)危機対応局長など歴任
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    投稿日:2024.03.21

  • kiiro-tulip

    kiiro-tulip

    目の前にあるとても解決し難い状況を、どうすれば少しでもより良い状態にできるのか。それに向き合い続けている著者の、一般的には得難い経験を共有してもらえる本。
    緒方貞子さんの本にも共通するが、お二人とも熱い自身の想いを基に、でも決して理想主義でなく、どこまでも合理的に・現実的に、今何をすべきか、とれる行動は何か、を冷静に考え具体化する、を繰り返し続ける強い意志とリーダーシップが伝わってくる。
    長い歴史の中で人間は争い続け、また、争いをなくそうという努力をし続け、世界はなんとか続いてきた。

    仕事を通して自分は社会に何が出来るのかを考える時、自分へのエネルギーをくれる本。
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    投稿日:2024.03.07

  • giraffe

    giraffe

    授業の中で読んだ。中満さんの人生が知りたかった。内容は仕事中の苦悩がたくさん書かれていた。想像していたような話ではなかった。紛争などは生まれる以前のことも多く、分からないこともあった。中満さんは結婚、子育て、キャリアを全て叶えたすごくかっこいい人であることはわかった。上級代表として活躍されている今のことをまた本にして欲しい。続きを読む

    投稿日:2023.07.31

  • Satie

    Satie

    学生時代から国連に興味があり、国連の上級職で働く中満さんのキャリア変遷を知りたくて手に取った本。

    国連職員には帰国子女が多いイメージだけれど、大学まで国内だったというから驚き。
    ただ、その後大学院でアメリカに行き、UNHCRに入ってから、タイトル通り「危機の現場に立つ」日々が始まる。
    こんな若手でこんな前線で働くのかと衝撃を受ける。

    その後も次々と新たな任地で必要とされ、キャリアを重ねる。多少の運もあったかもしれないが、それでもこうしたキャリアを築けたのも中満さんの人間力、仕事力のなせる技だろう。むしろこういう人間になったご両親の子育てを聞いてみたい。

    2人のお子さんがいるというのに親近感を覚えたが、2人とも高齢出産で、やはり若いうちは独身バリバリで現地を経験するのが良いんだろうなと思った。

    中満さんには遠く及ばないけれど、自分も国際社会のために貢献していきたい。
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    投稿日:2021.08.29

  • motoy0415

    motoy0415

    さらっと一読。

    まさに、平和を作る人。悲しむ人を減らす人。
    といっても、聖人としてではなく、優れた実務者として。

    リエゾンオフィサー=連絡調査官
    米軍との調整、相補する関係性の構築。

    その華々しく見える活躍に嫉妬する。しかし、数多くの修羅場から逃げずにきたのだろう。
    わたしも、がんばらねば。
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    投稿日:2021.07.22

  • captain

    captain

    自分の決断が、それそのまま誰かの生命に関わる。
    こんな恐ろしいことはない。

    とんでもない仕事をしていると思った。

    お子さんからの手紙には
    かあちゃん、だいすき、世界を、たのむ。
    彼女の仕事は全部ここに集約されてると思った。今を生き抜く全てのひとのために。これから生まれて来る、全ての子供たちのための仕事だ。

    最初についた師がゴリゴリの共和党員だった、のも面白かった。

    覚えておいて、女性は世の中を変えるために仕事しなくちゃいけないのよ。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.07

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