【感想】スクールジャック=ガンスモーク

坂下谺, 巖本英利 / ガガガ文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • gaia-kanata

    gaia-kanata

    テロ映画、ハイジャック映画へのオマージュとロマンを、ロボットものライトノベルに落とし込んだ意欲作です。ザ・ロックのスリル、ランボーの帰還兵に対する差別問題など、娯楽要素に加えて社会問題にも切り込んでいます。帰還兵である主人公の少年・凛児が整備士として出向している機兵育成高校がテロリストに占拠され、運良く拘束を免れた凛児と生徒の少女・連理の孤軍奮闘が始まります。味方がいない状況下での緊迫した情報戦、テロリストをじわじわと制圧していく展開は王道ながら爽快感があります。人を守るために強くなることを願った主人公を襲う凄絶な出来事、そして恩師でもあるテロリストグループのメンバーとの対決は熱くなるツボを抑えています。

    ○各章のタイトル、キャラクターの何気ない捨て台詞、連理のAIの名前など、近年までのハイジャック映画のパロディが随所にあるのは映画好きならニヤリとしてしまう嬉しい演出。キャラクターどうしの関係性が非常に上手く組み上げられていました。 情報軍特殊部隊の帰還兵である主人公、情報軍サイバーチームのAI、恩師であり上官のテロリスト、そしてその凄惨な過去にただならぬ意味を持つヒロイン…と非常に燃えるもので、個性が豊かで、ライトノベルとしてオリジナルの深みを出しています。

    ●主人公と恩師との対決に比重が寄り気味で、彼を引き入れた主要テロリストグループが何をしたかったのか、2億円を要求したその後は、といった点が見えづらく、お飾り感があったのはすこし残念でした。10歳前後の少年が新宿テロに出動していることや、高校生が兵器に搭乗することについて、リアリティを出す工夫がもう一声欲しいところでした。
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    投稿日:2018.01.01

  • rant

    rant

    昔、ダイ・ハードを見た後でソッチ系の話にはまった時期があり、色々と読んだ。
    ラノベなので主人公が少年になる時点で舞台が学校になり、
    学校ジャックしたテロリストと単身/少数で戦う学生、の図が多く、懐かしくて手にしたもの。
    じつに鉄板であった。

    樋口明雄のラノベとか懐かしいよね。
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    投稿日:2017.07.30

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