【感想】ドクター・ストレンジ

ディズニー / ディズニーストーリーブック
(1件のレビュー)

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  • ぽんきち

    ぽんきち

    ・・・えーと、出版社メルマガ読者プレゼントで頂戴した本です。
    表紙がベネディクト・カンバーバッチ(割とファンです)だったもので、碌に内容も知らずに応募し、なぜか当選してしまいました(^^;)。

    映画の原作ではなくてノベライズで、そもそもはアメリカン・コミックスが原作だったというのを受け取ってから知りました(『ドクター・ストレンジ』映画HP)。
    いやー、アメコミ、ほとんど知らないのに猫に小判のものをいただいちゃったな、とちょっと思ったのですが、せっかくのご縁なので読んでみました。
    読んだら意外とおもしろかったです。自分がこれからアメコミファンになるとは思えないけど、根強いファン層がいそうだな、という感じがしました。

    表紙にも入っているMARVELとは、アメコミ2大出版社の1つです。代表作は、映画化やゲーム化など、二次創作されているものも多く、たとえば「X-MENS」、「アベンジャーズ」、「スパイダーマン」などがあります。もう1つの巨大出版社はDCコミックスで、こちらの代表作は「バットマン」や「スーパーマン」、この夏映画封切りで話題となった「ワンダーウーマン」等です。二次創作が盛んに行われるということは、もちろん、グッズ市場も大きそうですね。
    あまり詳しくない自分としてはDCコミックス系の方がやや馴染みがあるかなという感じですが、このあたりは人それぞれかもしれませんね。

    MARVELは1939年に発足しましたが、2009年にディズニーに買収されています。それ以前の2001年から、ディズニーはMARVEL系のアニメ作品を手掛けていましたから、さほど意外な買収ではなかったのでしょう。
    このノベライズ版にもミッキーシルエットのしおりが挟まれていましたが、なるほど、そういうことなのか、と納得しました。

    MARVEL作品は主要作品の主人公が同時に登場するクロスオーバー作品が多く、前述の「アベンジャーズ」もそうです。「アイアンマン」、「マイティ・ソー」、「キャプテン・アメリカ」のヒーローが集結します。それまで各作品に親しんでいた子供たちは、最初にこうした作品を読んだときは、きっと大興奮だったことでしょう。
    ルパンvsホームズ、明智小五郎vs金田一耕助、みたいな感じでしょうかね。
    本作でも、最後に「マイティー・ソー」がちらりと登場します。

    閑話休題。
    「ドクター・ストレンジ」です。
    あおりが「神の手を失った天才外科医、覚醒」となかなかインパクトがあります。
    スティーヴン・ストレンジは腕はよいけれども人間性に問題がある結構イヤなヤツですw カンバーバッチならきっとぴったりはまるだろうなと思います。
    他人の失敗には容赦がありませんし、人の心の機微もわからず、同僚の元恋人にも辛辣な言葉を投げつけます。しかし、腕は超一流。ヤなヤツw
    そんな彼がある日、交通事故で大怪我を負います。手術の後も両手の震えが止まらず、外科医としてはもはや絶望的です。必死に快復を目指す彼は、ヒマラヤのカマー・タージに向かいます。そこで不思議な力を操る僧侶のようなエンシェント・ワンに出会い、魔術師の技を学び始めます。

    エンシェント・ワンは多元宇宙を行き来することができ、別次元からエネルギーを引き出すことができます。彼女(そう、エンシェント・ワンは女性でした)が率いる魔術師の一団には、異次元からやってくる暗黒軍団の侵略から地球を守るという大きな使命があり、そのために魔術や呪文で呼び出した武器や道具を手に戦っていました。呼び出すのに術は使うのですが、道具の方にもどうやら選ぶ権利があるらしく、「この人になら使われてもよい」と道具が認めない限り、それを手にすることはできません。ちょっとハリー・ポッターの杖みたいですね。
    修業が進むにつれ、ストレンジにも同士となる道具が見つかります。その1つが浮遊マント。真っ赤なマントは敵からストレンジを守ってくれ、時には無言のまま彼を慰めてくれます。んー、こんなマント、欲しいかもw
    当初は自分の手が治って、再び外科医として活躍することしか頭にないストレンジでしたが、徐々に魔術戦に巻き込まれていきます。
    さて、彼の選ぶ道は、というところです。

    超人的な手術、細胞再生、多元宇宙、古代の秘術、となかなかアクロバティックでスペクタクル。映画だとさらにめくるめく体験となりそうです。
    細かいことを言わずにアトラクション気分で楽しむには、おそらく格好の1本なのだろうと思います。ノベライズ版でもその雰囲気は味わえました。


    *何だか夏休みの自由研究課題に取り組んだ気分です(^^;)。よい子のみんなは宿題終わったかなーw

    *中性的なエンシェント・ワンを演じたのはティルダ・スウィントンだそうで、これも適役だろうなと思います。
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    投稿日:2017.08.19

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