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池辺葵 / エレガンスイブ (9件のレビュー)
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lacky
生まれたばかりの子どもは、誰しも母と一心同体の存在。それが成長にともなって、少しずつ他者として独立していくわけだけど、その過程ではお互いに痛みをともなう。きっかけやタイミング、痛みの種類はさまざまだけ…ど。。。 作中の子どもたち、そして母たち、保護者たちの痛みが伝わってきて、読みながら涙がじわじわと出てきて止められなかった。 修道院のお話、特に刺さった。家族同然のザザにあっさりとお別れを言えてしまうほど、母といたい気持ちが強いヤニク。…こちらは子ども同士の話だけど、子どもにとっての母の存在の強さを感じて息が苦しくなった。続きを読む
投稿日:2024.05.15
モモマサ
全てが豊潤な物語でした。 「夕焼けカーニバル」の物語が愛おしい!ワカちゃんにかけてあげた言葉…すごく!すごく!素敵な人を救う言葉ですね。ワカちゃんの幸せな人生を歩むことを願ってます! 「ザザetヤ…ニク」のラストの二人がとった行動に微笑ましさと何かを気づかせてくれる。 「stand up」のひろき君の目の輝き、お母さんの目の優しさにグッときます! は〜読んで幸せな気持ちになりました。 ぜひ〜続きを読む
投稿日:2024.05.10
本好きの書店員
いつも刺さったフレーズを書き出しているけど、池辺葵さんの漫画はフレーズというか、作品全体で訴えてくるものがある。 この作品は母親にフォーカスしているけど、母から見た子、子から見た母、第三者から見た母…子が描かれている。 池辺葵さんの漫画が好きで少しずつ集めている。 これも読んで良かった!続きを読む
投稿日:2023.05.10
おまめ
色々な人たちと、そのお母さんとのお話の短編集。 凄く柔らかいタッチの絵で、お話の内容から優しさがフワ〜って出ているのですが、登場人物たちの境遇や状況がけっこうきついお話もあります。 そう言った…お話も、血の繋がったお母さんや、親代わり、親のような気持ちで接する人と関わることで凄く優しい終わり方になっていて素敵でした。続きを読む
投稿日:2021.08.30
7do8bu1991
池辺葵さんの作品『ねぇ、ママ(2017)』を読了。 ずっと気になってた作品。 それと、池辺葵さんの作品は初めて読む。 おいらがお気に入りの話・・・”きらきらと雨”、”夕焼けカーニバル”・・・ ”sta…nd up”は・・・マジで涙した。 傑作。続きを読む
投稿日:2019.09.12
えりこ
今年の文化庁メディア芸術祭のマンガ部門大賞作品。会場で冒頭のお話だけ読んだときに「あぁなんか今こういうじんわり沁みてく話を心が欲してる気がする…」なんて感じて購入。最近はパソコン使って背景までゴリゴリ…に描いてる作品ばかり読んでるもんだから、まるで古いアニメーションを見ているようなモッタリした画風がなんだかとても心地良くて。子供を見つめる温かい視線、一方で不在だからこそ際立つその温もり。大人になればなるほど膨らんでいく母親への感謝を、改めて思い返したりしています。続きを読む
投稿日:2018.06.26
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