【感想】紅霞後宮物語 第六幕

雪村花菜, 桐矢隆 / 富士見L文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • jube

    jube

    面白かった。戦になったものの、小玉を出さない文林、そして文林と小玉の天然っぷりをすれ違いの根元に据えるところが、もやもやでもあり、面白いとも思う。まあ、王道だわな。開戦と皇太子問題、小説の展開のためにちゃんと問題を残しつつ、なおかつその場面をスッキリさせるというのは、良い手際。中年主人公カップルの老いもまた、主題に読めるところが、なんとも興味深い。そんなに重くもないロマンス度低めの政治ラノベという感じがとても良い。個人的にはもうすこしバトルシーンが多くてもいいが、なんせフィジカルに薄く、ページ数が少ない本なので、これぐらいか。この薄さでこの満足感はコスパ良いと思う。続きを読む

    投稿日:2023.09.14

  • 永遠ニ馨ル

    永遠ニ馨ル

    会話の中にしか出てこなかった丙が、満を持して初登場。
    小玉との掛け合いもなかなか、小玉の養い子である鴻も懐ける見た目でなによりでした。

    さて、そんな丙がなぜ登場したかというと、
    隣国から侵攻され、和平交渉は決裂、
    侵攻してきた国は優勢に押し返していたものの、
    さらにもう一国が脇から攻め込み敵国へ加担、連合軍となったため防衛戦が本格化。
    とうとう軍を率いて、皇帝の名代として、小玉が出征することとなったためでした。

    小玉なりに、死ぬ覚悟をして。
    裏切らないという誓約を忍ばせての人質として、丙を差し出す側面も。
    差し出された丙は、知る由もないのが救いでしょうか。
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    投稿日:2022.12.16

  • fattycatlover

    fattycatlover

    軍人皇帝の第六弾。

    たしかにこの順で読むべきだった。
    三人娘が結婚祝いのお礼に来たり、
    皇子がかみついたり、
    甥っ子を皇子と引き合わせたり、
    後宮物語が書かれていたり(それはどうかと思うけど)
    と楽しそうな場面があれこれあった。

    そして、戦いへ。
    続きを読む

    投稿日:2019.06.16

  • mojae

    mojae

    > 傾きかけた国で君主が理想主義に走ることほど恐ろしいことはない
    、が身に染みる
    しかし小玉よ、それを愛というのではないかねえ
    それを言葉で伝えなくば文林には伝わらないんだけどなあ
    鳳もどんどん壊れてきてる
    味方も敵もどんどんいなくなっていくなあ
    諸行無常
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    投稿日:2018.07.23

  • arianrhod

    arianrhod

    二人とも言葉足らずなうえに、お互いに自分の気持ちも整えられていないまま、最初からボタンを掛け違えたまま寄り添ってきた。しかも、事をややこしくしているのは、公と私の顔を使い分けねばならないということ。でも気持ちもあるし、相手のこともお互い心配っている、そしてタッグを組めばやたら仕事のできる。そんな同族会社に勤める夫婦を見ているみたい。あとがきで、作者の長い長いストーリー想定が明かされびっくりした。更年期情報にもっとびっくりした。続きを読む

    投稿日:2018.03.05

  • kina-koi

    kina-koi

    このレビューはネタバレを含みます

    後ろ向き小玉がやっと前向きになり次は戦との場面でラスト。カッコイイ小玉がみたいです。
    小玉の義子の第三皇子鴻、第一皇子鳳、小玉の甥丙、明慧の息子誠と子供世代が登場して楽しい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.09.23

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