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池内紀 / 岩波文庫 (100件のレビュー)
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総合評価:
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青葉
だいすき。カフカはちゃんと読めていないので、これをきっかけに読んでみたいなあ、と思った。かの有名な「オドラデク」から、「こま」「人魚の沈黙」「町の紋章」など、短いのがいろいろ入っていて取りかかりやすい…。私が強烈に覚えているのは「掟の門」と「雑種」。「掟の門」の終わり方、ものすごく格好いい。カフカはもちろんのこと、訳者も素晴らしいのだろうと心から思う。続きを読む
投稿日:2024.02.20
ふうか
【判決】 ゲオルグの最大の罪は、真に相手を思いやることができず、常に周囲を見下しているにもかかわらず、自身がそのような側面をもつことを、自分に対してすら偽り、誠実なふりをしていること。 ゲオルグの…ような偽善的な性質を無意識にもつ人は、わりと自分の周囲にも多くいる。決してそれは好ましいものではないが、とても人間らしくて、程度の差はあれど、誰もが持ち得る感覚であると思うから、「死」という判決はあまりにも重いなと感じた。続きを読む
投稿日:2023.07.26
和坂林太郎
フランツ・カフカ チェコを代表する小説家、彼の作品はどこかユーモラスで、孤独感を感じさせる。 発表してきた作品は少ないが、どの作品もとても 素晴らしい世界観を持った作品だと思う。 彼の代表作品「変身…」は読んだことがあるのですが、「変身」を読むのは難しくて、ページ数が 少ないわりには、世界観が複雑で、少し難しい イメージがあったのですが、今作は、短編集なので、違う目線で、それぞれのお話を楽しめたので、とても良かったです。続きを読む
投稿日:2023.07.23
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
「実存主義、ユダヤ教、精神分析、―。カフカ(1883‐1924)は様々な視点から論じられてきた。だが、意味を求めて解釈を急ぐ前に作品そのものに目を戻してみよう。難解とされるカフカの文学は何よりもまず、…たぐい稀な想像力が生んだ読んで楽しい「現代のお伽噺」なのだ。語りの面白さを十二分にひきだした訳文でおくる短篇集。20篇を収録。」 収録作品: 掟の門 判決 田舎医者 雑種 流刑地にて 父の気がかり 狩人グラフス 火夫 夢 バケツの騎士 夜に 中年のひとり者ブルームフェルト こま 橋 町の紋章 禿鷹 人魚の沈黙 プロメテウス 喩えについて 万里の長城続きを読む
投稿日:2023.06.02
La_y3
フランツ・カフカ。 『変身』しか触れたことがなかったが、実存主義や精神分析など、関心のある分野から研究された不条理文学の巨匠だと知り、手に取った。 『掟の門』『判決』『流刑地にて』『橋』は特に興味を…惹かれた。 とりわけ、たった両面1枚で完結する短編『橋』から漂う鮮烈な不安、恐怖、そして不条理により、カフカの息吹に晒された。グレゴール・ザムザの心境にも近いからか? 私は橋だった。 橋が寝返りを打つ! 運命に抗えない不条理からは、逃れたいが逃げ出せない。逆らえない。それでも無感覚にはなれず、かと言って本当はなりたいわけではなく、強いて言うなら絶望を選ぶ。絶望は病であって薬ではない。刹那の連続に運命を刻みつける。理性の動きで変容できない。不合理になれない不条理… カフカは難解だが、人間なのだなと。続きを読む
投稿日:2023.05.07
palestine
何かの小説に出てきた「流刑地にて」が気になってて読んだ。 自分が何かを選ぶのではなく、選ばれるものが自分へ向かってくる的な? 「だれひとりとして認識のみでは満足できない。認識に応じて行為に努めなく…てはならない。しかし、その行為のためには力がたりない。故にみずから破滅しなくてはならない」 続きを読む
投稿日:2023.04.03
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