【感想】絵でわかる地震の科学

「実際、地震予知ってできるの？」、そんな疑問を持ったあなたに朗報です。「絵でわかる地震の科学」を読むことでその答えを知ることができます。この本には、地震に関することが、中高生で習うようなレベルから大学…院で学ぶような知識まで幅広く書かれています。大学院と聞くと、この本は、非常に難解な専門書ではないかと感じるかもしれません。しかし、安心してください、非常～に簡単ですよ。東京大学で地震学を研究されている筆者の井出哲先生が、日本語を読める人間なら誰にでもこの本の内容を理解できるぐらいわかりやすく書いてくださっています。また、たいへん図が豊富で、1ページに1枚以上あるため、視覚的にも理解することができます。つまり、読んで理解、見て理解できるため、この1 冊で、あなたは2 倍も賢くなれるのです。お得でしょ？。また、章ごとの最後には、コラムとして地震に関する豆知識が書かれています。私のおすすめのコラムとしては「恐怖のべき法則」という部分です。人間が怖いと感じるものには、べき法則と呼ばれるものが隠れています。例えば、地震です。皆さんも地震は非常に恐ろしいものだと理解しているはずです。マグニチュードと地震の発生回数の関係をあらわしたものをグーデンベルク・リヒター則といいます。このグーデンベルク・リヒター則には、べき法則が潜んでいます。つまり、これが地震の怖さになるのです。何を言っているのかわからないと思います。なので、
ぜひこの本を読んでみてください。読んだ後には、書いてある意味がスラスラ分
かるはずです。（地球惑星科学コース　3年）続きを読む

地震は災害をもたらす恐ろしい存在である一方、複雑なプロセスが絡む興味深い自然現象です。科学者はさまざまな技術と理論を駆使し、地震の理解を深めています。本書は、最先端を走る研究者による地震の科学の入門書…であり、発見と驚きに満ちた知的興奮の一冊です!
amazon内容紹介より続きを読む