【感想】ホライズン

小島慶子 / 文春e-Books
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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ブクログレビュー

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  • ロニコ

    ロニコ

    小島慶子さんのコラムなどは新聞、雑誌などで読んだことがあるが、爽快・明快な語り口が好みだった。
    小説は始めて読んだが、こじらせ女子たちの海外赴任生活事情のような話だった。
    ちょっとした描写が鋭くて、うーん、分かるなぁと唸る。
    美しくも凛々しく多彩な小島さん、また小説書いてほしいなぁ。
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    投稿日:2019.05.17

  • saike

    saike

    このレビューはネタバレを含みます

    メインとなる登場人物たち
    考え方の背景にあるもの、今抱えてるもの、相手に対して思うこと、
    全てが全く違う人たちで構成された狭いコミュニティ。

    微妙にすれ違ったり共感しあったりしながら
    紡がれていく人間関係。

    「善い人じゃないんだけど、話せば悪い人じゃない」
    「似てる部分もあるけれど、大部分は全然違う生き方」

    大人ってそうだよね、でもそういう面倒くささも捨てたもんじゃないかもね…と思わせてくれました。


    脇役の沖田さん、郁子さん、ダンさんが魅力的で、
    今作の読後感はかなり爽快でした。

    (小島さんの前作も今作も、荒波の中見えない沖へ向けてそれぞれ人生の船を漕ぎ出す女達、という部分は共通していたけれど、
    前作では脇役のクソ野郎のせいでハッピーエンドになれず。それはそれで作品の良い味なのですが、私個人はやっぱりこういう最後でホッとしました。)


    メイン3人がそれぞれしていた「片思い」も、最後にはうまくふっきれて前向きになれたみたいだし。
    無理に相手に合わせなくても良い、
    わからなければ伝えれば良い、と思える関係性はすてき。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.09.18

  • M'sシャワー

    M'sシャワー

    初読み作家さん。
    小島慶子さんはなかなか辛辣な意見を言う人…という印象があり、でも決して嫌いじゃない。
    この本を読んで、あぁ、やっぱり読みやすいし、わかりやすいな、と思った。
    少し知り合いといった女4人の南半球での日常。
    そこまで言う?という罵詈雑言もあり、けれど海のある外国ではそこまでイヤらしくならないのは私の買いかぶり?
    海のある外国で暮らしてみたい…などと頭の半分は違う事を考えながら、読み終えました。
    でも、弓子とは友だちになれない気がする。
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    投稿日:2018.07.12

  • kanetaya

    kanetaya

    いろんな生きづらさを抱えた人たちが描かれている。
    小島さんのいろんな面が、ちらちらと反映されているんだろうなぁ、と思いつつ読んだ。

    投稿日:2017.12.03

  • ame

    ame

    ところどころは私も似たところを持つ、不完全で感情移入はいずれも等しくできない女性たちの物語。
    ある国に暮らす日本人女性たちの狭い世間の話であるのに不思議なほどの広がりがあり、こちらを運んでいく力強いうねりがある。
    小島慶子氏にはもっと小説を書いてほしい。
    続きを読む

    投稿日:2017.10.28

  • kumitaiso

    kumitaiso

    人間関係って、とくに女性だからなのかもしれないけど、
    いい悪いとか理屈で割り切れるものではないんだよなあと
    改めて実感した。
    どこに住んでも色々人間関係のしがらみがあるけど、
    オーストラリアの自然はいいなあーと思った。続きを読む

    投稿日:2017.10.10

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