MATSUMOTO

LF・ボレ, フィリップ・ニクルー, 原正人 / G-NOVELS
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
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ブクログレビュー

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  • 弓削

    弓削

    こうして振り返ってみると実に戯画的な事件だったんだなぁと思う。漫画の中のお話としか思えないことが、実際に起きてしまった。

    警察の不手際が地下鉄サリン事件に繋がったことは確かだろう。加えるなら、メディアの罪も大きかったと思う。メディアは事件後も彼らを徹底的に異物として扱い、私たちとは違う何かである、と決めつけることでトラウマを乗り越えようとしたが、言うまでもなく、オウム真理教の加害者の一人一人は、我々と同じ社会に生きている人だった。オウム真理教自体、殊更に特別な集団ではない。末端のひとりひとりは普通の小市民で、救いを求めて日々懸命に修行をしていた。

    彼らがなぜ暴走してしまったのか。
    同じことを繰り返さないために、その構造をわたしたちは明らかにしなくてはならなかった。しかし地下鉄サリン事件以降、日本はオウム真理教と宗教に対する忌避感だけを強め、多くの加害者は法の元に殺された。最早真相を知る手立てもない。漫画同様、後味の悪い幕引きだったことを思い出して、とてもやるせない気持ちになった。
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    投稿日:2019.08.03

  • サト

    サト

    このレビューはネタバレを含みます

    久しぶりのBDである。
    よくできたフィクションだなあという感想を持ちそうであるがもちろんほぼ事実である。
    忘れもしない地下鉄サリン事件。
    あれは大学の卒業式の日であった。
    みんないつもより少し早く来ていた。
    あの日が卒業式でなかったと思うと今でもゾッとする。
    この作品はその地下鉄のほうではなくその前の松本のほうにスポットを当てている。
    あの時点で世の中がもう少し正しい方向に動いていれば地下鉄はなかったのかもしれない。
    もっと早い段階で動いていればと。
    テロ等準備罪?
    いまごろかよと思うばかりである。
    もう20年経ってるぞと。

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    投稿日:2017.06.27

  • gokashi

    gokashi

    松本サリン事件を中心に前後の流れを被害者の視点や教団の視点から描いた漫画。丹念に冷静に描くことで当時の警察の捜査力の低さが際立ってしまっている気がする。現在はこうではないこと祈ります。

    投稿日:2017.04.02

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