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牧野 修 / ハヤカワ文庫JA (23件のレビュー)
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総合評価:
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ゆう
一つの輪になるような話。「落とす」描写は読んでいてやはり美しく遊びのように軽やかでけれど窒息しそうなほど隙がない。思わず息を詰めてしまう。筆者の言葉に落とされる疑似体験ができる。
投稿日:2023.11.25
ヒデ
廃墟島のネバーランドに住み、ドラッグを日々摂取しているジャンキー少年少女たちの物語。言葉や幻覚を武器に争うバトルシーンなど、独創的なアイデアが素晴らしい。特に第3章のラジオ・スタアと第4章のモダーン・…ラヴァーズが傑作。ただかなり内容が難しく、自分の頭では全くついていけない箇所も多かったので、☆3。続きを読む
投稿日:2022.11.13
紅手鞠
死と、そこへ行く事の二択を迫られた子供達の辿り着く所、ネバーランド 主観と客観が入り交じるその世界で空想に頼りながら現実を生きる子供達 主観によって語られる世界は空想と現実その境目すら曖昧 空想なので…なんでも有りの描写 五感を、比喩とも違うそれ以外の感覚、主に視覚で表現するのが面白い 子供のしてはグロテスクな空想 意味不明な言葉の羅列 一言で言ってイカれた物語 でも美しい続きを読む
投稿日:2021.05.03
Rocketman3
ドラッグによるトリップ感覚の描写が新鮮だった(とくに五感のそれぞれが入り交じって、音声を色で感じたりするところなど)。舞台設定はそれほど新しいものではないが(この辺に関してはマンガのほうが確実に先を行…っている)、18才になったら出ていかなければならないという設定が、子供という刹那的で限定された存在をうまく表している。中盤がちょっとダレたが、最終話でマイティマウスが復活するところは、ビシッと決まっていてかっこよかった。19960927 ----- 最終話のマイティマウス登場のあと、マウスたちのシンクロの最後にツクヨミとチハルが叫ぶのがかっこいい。「言葉で戦う」という発想は新しく、あふれる言葉のイメージもそれっぽいが、ちょっとゴシック趣味が入っているのが苦手(マウスたちのファッションについての記述もそう)。最後に銀色の巨人が現れて、機動隊を踏みつけていくというラストはちょっといただけない。やっぱり言葉に関するような形でかっこよく締めくくって欲しかった。共感覚のイメージはいろいろと使えそう。解説では「意識の変容(アルタード・ステーツ)」について書いてあったが、ティモシー・リアリーとかそのあたりの本も読んでみたい。20020822続きを読む
投稿日:2018.10.15
との
2017/01/13 言葉のつながり、単語センスが未知の(今知ったから既知の?)領域だった。これから生涯を懸けても未知だと感じる。 ドラッグ漬けのマウスたち
投稿日:2017.01.13
kzm076
これは面白い!SFって科学技術の先端を想像力で伸ばしていくものって今のところ定義しているんだけど、これは化学の先端を伸ばしている感じ。伸ばすための補助線として使われてる自己とか主観/客観なんかの蘊蓄も…良い感じ。伸ばした先が魔術的な世界ってのはSFとしては好き嫌い分かれちゃうかも? 外界から隔離された子どもだけの国、ネバーランド。そこではドラッグ漬けになってる子どもたちが客観を主観でねぶりながら暮らしている。交わる主観の表現がなかなか中2心をくすぐるなぁ。好き。 最後はちょっと物足りなかったりして、もっともっと続編を!と思うんだけど、たぶんなさそう。この人の他の作品も読んでみようかなぁ。続きを読む
投稿日:2016.04.26
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