【感想】完本 1976年のアントニオ猪木

柳澤健 / 文春文庫
(28件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
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ブクログレビュー

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  • がらがら

    がらがら

    まずプロレスは勝敗の決まったショーだとはっきりと言ってのける作者の冷静な視点が良い。

    プロレスについて語る人って、プロレスをリアルであるかのように語る人ばかりで、興味がない人からするとその時点で聞く気が無くなってしまうから。

    でもこの作者はショーだと断言した上で、アントニオ猪木がいかに魅力的で凄いプロレスラーだったのかを伝えてくれるのが素晴らしかった。

    プロレスの知識がなくても(無いからこそかもしれないけど)分かりやすくて、面白かった。
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    投稿日:2022.12.28

  • arumino

    arumino

    年末の格闘技すら見ない私が読んでもめちゃくちゃ面白かったです。

    長年ずっと思ってはいたけど、曖昧なままにしていた疑問が解けてスッキリもしました。

    アントニオ猪木氏の思惑と、4つの試合の対戦相手たちの思惑とが入り混じりながら話が進んでいくのでどの試合も読み応えがありました。

    この本に興味を持たせてくれた、とある図書だよりに紹介文を寄稿してくれた「ジャスティス・エンドー」氏に感謝です。
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    投稿日:2022.11.23

  • さすらいの雑魚

    さすらいの雑魚

    昨日、猪木が死んだ。
    出先で確認し、なに事も無い風に土曜日を楽しみ、帰宅した。
    大量に所有しているが整理の悪い猪木本を漁りながら読みながら探したが、どうにも見つからず、電子版で完本と銘打たれた本書を買い直す。
    読みながら眠り、目覚めては読み、読了した朝。
    猪木の去った世界にも、朝はくるらしい。

    私達の知るアントニオ猪木の伝説が、一挙に成された驚異の1976年を切り取った本書は、辛辣で手厳しいところも多いノンフィクションですが、隠しようの無い猪木へのリスペクトに満々ている。
    だれもが一度は夢想するが、どうにも証明のしようが無い、そんな地上最強の幻想を、たとえ一瞬であっても現とせしめた偉大な男に魅了されたのは、誰よりも筆者なのでしょう。

    私達を置いて逝った、燃える闘魂の栄光と残照とを、よく映す傑作と信じる、そんな一冊なのです。
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    投稿日:2022.10.02

  • shiroyagie

    shiroyagie

    プロレスって、いろーんな要素があふれまくっていて楽しい。
    ぼくは猪木信者ではありませんが、1976年の猪木がいたから、日本のプロレスは生き残っているんだという主張は、そのとおりだと思いました。
    【2021年4月5日読了】続きを読む

    投稿日:2021.04.25

  • あるてみす

    あるてみす

    一時代を築いた男の栄光と凋落、その後に残した波紋の大きさ。
    これを踏まえると、今の新日本プロレスの在り方の意味が解ってくる。

    投稿日:2021.01.08

  • chellkari323

    chellkari323

    久しぶりに図書館で本を借りる。
    これからもお世話になります。
    猪木、天才エンターテイナーやったな。
    学ぶところは色々あるや。

    投稿日:2018.12.09

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