【感想】現代の名演奏家５０　クラシック音楽の天才・奇才・異才

20世紀後半はカラヤンの世紀として語られる。
カラヤンを軸に展開。

この頃はとりあえずまずこれを聞いておけと言う名盤等があった。今はそれがない。

著者によると、名演奏家たちのエピソードを集めた２０世紀クラシック音楽界人物交遊録集。音楽家たちの、それぞれの人生のある瞬間、ある期間の、他の音楽家との交流に焦点を当てて描かれている。師弟、友情、ライバ…ル、恋愛、私淑といったさまざまな音楽家同士の交流。音楽の素養が無い私にとって、歴史のある一瞬に切り結ばれる音楽家たちの「物語」にしびれた。音楽を聴く際、手元に置いて、何度でも読み返したい。続きを読む