【感想】ダーク・マネー―巧妙に洗脳される米国民

ジェイン・メイヤー, 伏見威蕃 / 東洋経済新報社
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • shyamazaki69

    shyamazaki69

    いやー、すごいボリュームでしたが、色々と勉強になりました。アメリカ保守の闇の部分。もちろん、これを読んで「リベラルは清い」などと思ったら大間違いであちらはあちらでドロドロしたカネが…な訳で、そういう意味ではどっちもどっち。政治は「カネ」ですよねぇ…
    ただ、この本で主に取り上げられているコーク兄弟のデヴィッド氏は昨年亡くなっていますし、トランプとの関係は微妙と言われていましたので、この本で書かれていることの「後」をもう少し知りたくなるところではあります。
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    投稿日:2020.11.27

  • maple

    maple

    驚異的なボリューム。そしてこの本を読む限り既に米国は終わってる(支配されている)と思ってしまうほど、見えざる富裕層のお金で支配されている。ここまで、コーク兄弟に支配されてるとは知らなかった。そして、共和党は統率の取れないカオスな政党になってるとわかる。
    民主党が良いかと言われればそういうわけでもなさそうだが、共和党の酷さは特筆する状況。
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    投稿日:2019.06.12

  • seihuu

    seihuu

    一握りの超富裕層がシステムを支配している。ほとんどがそのシステムによって金持ちになった人間で、そのシステムによって今後さらに金持ちになる。

    コーク兄弟の力、多方面で武装したコークの組立ライン、コクトパス
    知識人への投資、シンクタンクに投資する、特別利益団体、市民集団、に助成金を提供する。
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    投稿日:2017.11.03

  • poron330

    poron330

    アメリカの共和党議員に対し、絶大な影響力を有するコークインダストリー(非公開企業・石油精製等を営む)。このコーク兄弟がいかに共和党内に浸透し、数百億円の金をばら撒き、自らの利益誘導に勤しんでいるのかが書かれている。
    資金が余り無さそうな、有力民主党候補の地盤で、徹底的にTVCMでネガティブキャンペーンを行い、共和党候補を当選させるといった手口だ。
    オバマ政権を敵視し、もっと思想的な理由があるのかと思ったが、利益のみ(減税と規制緩和)が彼らの目的であり、その為か内容も特に面白いものではない。旧枢軸国は国民が勤勉だからと賛美し、福祉は勤労意欲を殺ぐ物として削減を目指す。まぁそういった企業人である。
    トランプ大統領は、共和党候補の中で唯一コーク兄弟から金を受け取っておらず、他の候補を批判した。選挙においても、この点は(結局金の力だが)確かに評価されたのであろう。
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    投稿日:2017.03.01

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