【感想】取り残される日本の教育 わが子のために親が知っておくべきこと

尾木直樹 / 講談社+α新書
(14件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • beiraine

    beiraine

    ノーベル賞受賞者ををアメリカに次いで輩出している日本。昔のやり方をそのまま継続すれば良いような気もするけどそれほど単純では無さそう。

    投稿日:2024.10.07

  • 紫雲国語塾

    紫雲国語塾

    先日実施した「教育セミナー」の内容は、この本からの情報と刺激によるところが大きかった。現在、お母様方との座談会形式の番組などに出演し、「尾木ママ」として知られる尾木直樹さんだが、以前は「ママ」どころか、かなり硬派な評論家だった。中学教師を務めるころからテレビで紹介されるなど、熱血で知られる先生だったが、変えようのない教育の現場に失望し、退職。それからは評論家として活躍されている。この本は、「ママ」色のない、硬派な尾木さんが、日本の教育に鋭く切り込んでいる。
    尾木さんが特に主張するのは、タイトル通り、日本の教育の立ち遅れだ。日本の教育水準が高いと思い込んでいる人たちは現実を見るべきだ。日本ではトップクラスの東大・京大でさえ、最新の「世界の大学ランキング」では、東大が46位、京大は74位に過ぎない。中国やシンガポールの大学の方が上位だし、韓国や台湾の大学も台頭している。島国に生きる我々がいかに「鎖国」的であるかの自覚は、まったく十分ではない。まして「九州」「大分」とスケールダウンしていけば、世界水準からはどんどん引き離されていく。尾木さんは「序章」でこう述べている。「実は、これほど『教育』に対して経験主義に陥り、視野の狭い国は珍しいのです。私は、日本の国民の多くに見られる、『教育』に対するまるで、〝麻痺したような感覚″を、このまま放っておいてはいけないと感じています」。
    そして最終章では、日本の教育を変えるための「6つの処方箋」が示されている。世界水準に劣ることなく、国が責任をもって子どもを教育し、子どもを一人の人間として尊重する。尾木さんのこの処方箋こそ実践されるべきだ。(K)
    紫雲国語塾通信〈紫のゆかり〉2017年10月号掲載
    続きを読む

    投稿日:2024.10.06

  • midnightwakeupper

    midnightwakeupper

     日本の優秀な人材は、課外活動・部活・稽古事・バンド活動(椎名林檎などは中学生からバンド活動)などで育つのかも知れません。ある塾関係者は「できる子はほっといてもできる」と言ったそうですが、国の宝であるそうした天才を埋もれさせないようにしたいものです。続きを読む

    投稿日:2024.03.11

  • さくさく

    さくさく

    その通りなんだろうけど、私には手がつけられない問題かな‥。できることは自分の家庭をしっかりすることかな‥

    投稿日:2023.04.26

  • むぎぽ

    むぎぽ

    特に真新しいことは書かれていないけども、ごもっともなことが書かれている。2020年は教育の転換期って書かれてて、それでコロナが来て状況が一変してしまったなぁと思いながら読んでた。

    投稿日:2022.01.17

  • hosinotuki

    hosinotuki

    今の学校教育について、世界と比較して問題点を示している。特にフィンランドやオランダなどの教育理念などが興味深い。ゆとり教育の再評価も含め、目先の評価ではなく長い目での人的資源を育てることの重要性を語る。グラフ、表など資料も多く分かりやすかった。続きを読む

    投稿日:2021.04.18

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