【感想】裸で外には出られない

ヤマシタトモコ / コーラス
(94件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
27
28
23
2
2

ブクログレビュー

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  • sonollia

    sonollia

    このレビューはネタバレを含みます

    ファッション本と思いきや、今市子さんの『萌えの死角』のような萌え語り本に近い。趣味嗜好、同じようなものがお好きなようで(ちょい王道よりずれている)充分楽しかったです。
    短編漫画3篇も読みごたえあり。
    ラストの連載中の広告が『くうのむところにたべるとこ』で、この短編と同じ時期で描かれたのだと思うと納得した。

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    投稿日:2018.10.13

  • マンガタリ編集部

    マンガタリ編集部

    同時収録の短編はいつものヤマシタさんなんだけど、全く空気感の違う表題作がすごく雰囲気違ってまたいい♪。おっさんにはちょっと見にくい細かめの書き文字はツラかったけどね(^^;。

    投稿日:2018.03.01

  • 静華

    静華

     ブックパスにて。
     たまにエグい内容(だいたい少女がそれらの餌食になる)、そしてBLのイメージが強いヤマシタトモコさん。
     オタクがバレない恰好がしたい、これが服のことを考えた原点とのこと。黒歴史からまず語る。
     ヤマシタさんはサルエル大好きらしい。黒スーツはもっていない。ワンピースでどうにかするらしい。可愛い部屋着っていつきるの? 汚れるじゃん? 漫画家さん、ペンで手やら机やら汚れますもんね……。
     アグのブーツを履いて感動したらしい。軽くて暖かい疲れない。素晴らしい。

    短編漫画みっつ
    ・あなたカレー
     カレー作りに帰宅したら同棲相手が女性とセックスしていた。女性は逃げた。服を着ようとするのを制し、カレーをひたすら作る。
    ・美青年
     母は美少女だった。伯父は美青年だった。母から生まれた佐和は美しいとは言えなかった。
     美しく産んでくれなかった母への憎悪。嫌悪。美しくないからこそ伯父たちから気にかけてもらえるその愉悦。
    ・縞々々
     エリート正社員でスーパーバイザーの安原さんという女性が気になる細野。安原さんはとてもふくよかだ。その横筋が気になる細野。
     細野は太ったことがない痩せっぽち。痩せているのに横筋が入っている。筋肉がないからだろうと思う。

     縞々々が好きかなあ。安原さんが可愛い。
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    投稿日:2017.12.18

  • らいざー

    らいざー

    全1巻 表題『裸で外には出られない』と短編3作を収録。『裸で~』は著者のファッションエッセイ。おしゃれ女子を描き続ける作者が語るファッション論は読んでいてとても面白い

    投稿日:2016.07.06

  • おこめ

    おこめ

     私はファッションに疎いので大丈夫かなと思っていたのだけど…面白かった!たぶんヤマシタ先生と私の体型が似ていると思われるので、共感度合いもとても高かった。ひらふわ系が似合わない等々、共通の悩みが多々ある。続きを読む

    投稿日:2015.11.29

  • マル眼鏡

    マル眼鏡

    このレビューはネタバレを含みます

    前半はファッションに明るくない人あるあるのエッセイと短編が3つ収録されている。

    ファッションエッセイというと何か誤解を生みそうな作品である。

    確かに「ファッション」のことなんですが自意識の問題だったり、自分の理想像に服は着せられるが自意識が…とかうん。あとは作者さんの周辺で見たファッションに関するあれこれなどが描かれている。

    綺麗な人が汚い格好しているのは萌えなんだがなら作者や私がしていることはなんだという迷宮に。

    間違ってもこれをオシャレの教科書にして擬態デビュー♡♡とかはできない。そういうものではない。

    ファッションで「痛い」経験をした方なら胸に矢が刺さりつつも楽しめるのではないでしょうか。私は矢が刺さりすぎて落武者です。

    「あなたカレー」

    彼氏が浮気している家に帰ってきてカレーを作る話。

    「美青年」

    綺麗とは言えない少女と、美しかった母、叔父、義父の話。綺麗でないことの特権。

    「縞々々」

    痩せ型長身の女性が丸い体型の女性の同僚の三段腹をきっかけにどんどん気になっていく話。

    特に好きなのは「縞々々」。女性が女性のことを性的に見るようになる過程なので百合作品と言えなくもない。

    ヤマシタトモコさんの作品で上手いなと思うのは語り部が全く恋愛対象でなかった人を恋愛対象で見るようになるまでの過程がいい。特に肉欲が先立つ場合、ストレートだからこそ同性という壁があっても腑に落ちる。その戸惑いつつも受け入れざるを得ない気持ちを描いて吹っ切れて相手にアプローチしていく、そこが私は好きだ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.08.12

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