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村尾嘉陵, 阿部孝嗣 / 講談社学術文庫 (4件のレビュー)
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nekotuna
ひとまず読み終わる。再読したいな。古地図や江戸名所図会などを手元で参照しながら、ね。 もちろんフィールドワークも、ね。
投稿日:2018.10.14
raizox
昔の人は本当に良く歩くんですねぇ。しかもよくお参りする。代田村や谷中、高幡不動、国府台、市川真間など、自分が知っているところもたくさん出てきたので楽しめました。
投稿日:2018.10.09
saga-ref
幕末、徳川清水家の家臣(ほぼご隠居さん)が江戸の近郊を旅した紀行文。小旅行のために出発時刻は午前8~9時頃と遅めだが、一日に40km近くを歩き、家に帰るのは午後8時頃と、ほぼ半日を踏破するのがすごい。…目的地は神社仏閣が多く、当時の信心の篤さがうかがえる。行程を事細かに書いてくれているので、現代の地図でもおおよその道順がトレースできるのではないかと思い、再読する時にはぜひとも地図を広げながら読みたい本だ。続きを読む
投稿日:2017.08.29
わっさん
このレビューはネタバレを含みます
”桶川から浅間山が見える”、”松戸郊外では馬が放牧されている”といった人から聞いた話や書物で読んだ知識を確かめるために。また、昨日まで忙しかった仕事がひと段落して気分転換に。そしてまた特にこれといった理由もなくぶらぶらと著者は散歩(というより遠足、時には日帰りの小旅行)に出かける。それは現代の自分が散歩に出かけるのと何ら変わらない。 しかし、著者の歩く距離(時間)は、自分のそれ(最高で35kmくらい)よりもはるかに長い。江戸時代なのだから歩いて当然とはいえ、それが著者47歳から74歳の間というのだからその健脚には驚かざるを得ない。 行く先々で読んだ漢詩、和歌、俳諧。自筆のイラスト(地図、寺社の伽藍配置図、石碑、草・樹木)・スケッチ(土地の風景やそこから見える山々などの遠景)【本書では大部分が省略。平凡社・東洋文庫参照】には武士の教養や著者の多彩な才能を感じる。 また、感じるままに記された感のある文章に親しみを覚える。 特に、”東郊 綾瀬・千住・花又村鷲明神の記”は地元の、”南郊 千束の道しるべ”は現住地の昔の姿が描かれている。読みながら「ああ、これはあの辺だな。」などと想像したり、読後に、その場所を地図で確認したりとと面白かった。 朝倉治彦編注「江戸近郊道しるべ」東洋文庫・平凡社(1985)補読。
投稿日:2014.03.01
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