【感想】まつりのあと

花房観音 / 光文社文庫
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • pokke

    pokke

    平安神宮であげられたある結婚式の関係者たちをめぐる連作。前二作と比べて官能的な描写は少なく、人生や人生における恋愛観、結婚観などが描かれている。『まつりのあと』というだけあって、寂寥、孤独、悲しさや不安を感じさせられる。もっと気持ちが上がってる時に読んだ方が良かったかなぁ。続きを読む

    投稿日:2023.01.02

  • パラボス

    パラボス

    2017年、21冊目は、花房観音、「まつりシリーズ」第3段。

    今回は平安神宮での、結婚式をきっかけとした、6編の連作短編。今回もタイトルのみ紹介。

    帷子ノ辻
    安井金比羅宮
    随心院
    戻り橋
    高瀬川
    平安神宮

    光文社の「まつりシリーズ」となっているが、前2作とはフォーマットが大きく異なる。前2作は京都の実際の「まつり」や、その縁起、行われる場所に絡めた官能小説集だった。それに対して、『まつりのあと』は、まず、官能では括れない。中盤の「随心院」は官能度、激低。「戻り橋」ではよく効くスパイス的。全体としても、官能を期待すると、スライダーでかわされることとなるでしょう。次に、舞台となる、京都の地を絡めてはあるが、具体的な「まつり」とは切り離されている。今回は「結婚(式)」「恋愛」「性交」が「まつり」として捉えられ、6通りの「まつりのあと」が描かれています。

    自分、この方の、時にストレートで押し、大きく落としたり、手元で微妙に変化させたりと、多彩で、繊細な表現と、人物描写は大好物です。幾つかは引用登録しておいたので、ドレがストレートか、フォークか、ツーシームか、感じてみてください。ただし、試合の流れ(本編)とダイジェストの違いはありますよ。
    続きを読む

    投稿日:2017.05.17

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