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織田作之助 / 角川文庫 (9件のレビュー)
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総合評価:
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千兵衛
このレビューはネタバレを含みます
【戦前・戦中・戦後の大阪の街で、どうにか生き抜いた人たちの物語】 大阪ミナミのカレー屋「自由軒」に彼の写真が残っているのが、彼の小説を読もうと思ったきっかけだ。 9作の短編(部分的に設定が共通しているところが面白い)に登場する人物たちは、法善寺横丁、心斎橋、千日前、道頓堀、飛田新地など、僕が学生の頃闊歩していた街々で生活する(飛田には、こども会のボランティアで行っていた。どこに何をしに行っていたかをいちいち言う必要はないけどね)。畳屋町は僕が踊りに行きまくっていたディスコがあったところだ。物語自体は淡々と進むが、大阪の地名が相当こと細かに出て来るのは本当に興味深い。「田蓑橋」なんてどの辺にあるか、大阪生まれの者以外誰も知りまへんで。 物語には、大阪大空襲も、関東大震災もナマで登場する。2つとも、作者が生きていた時代の出来事である。
投稿日:2024.03.02
かんてら
【夫婦善哉】 現代人の私からすると酷い話。 芸者として働く蝶子は声がよく人気もあった。惹かれつつあった柳吉という妻子持ちと駆け落ちして、そこからがまぁ大変。蝶子は柳吉の父に夫婦と認められたくて必死に頑張っているのに、肝心の柳吉があっちへふらふらこっちへふらふら。せっかく貯めたお金も娯楽に溶かしてしまうし、お店を開いてもすぐ飽きてやめてしまう。もうこの時点で私は柳吉を地獄へ叩き落としたくなったが、蝶子はそれでも柳吉を愛しているらしく小遣いも気前よく渡すし世話も焼いてやる。 なかなか酷い内容ではあるが読み応えはあった。主人公の蝶子が働き者でメンタルも強いためかと思う。また気が向いた時にでも読みたいと思う。とはいえ、本当に柳吉がどうしようもない奴なので星3評価。
投稿日:2024.02.19
伊賀嵐山
オチがしっかりした関西人好みの文学作品。 今もある大阪の土地から描くのは大阪にゆかりある作家、織田作之助。いや読んでよかった、面白かった。ただ一つ欠点があって、それは読みづらいこと! 頑張って読んでみ…ましょう。続きを読む
投稿日:2024.01.16
もにら
2022/12/16 途中までで断念 次男蔵書から タイトルにもなっている 「天衣無縫」 まで読み終えたところで断念。 ぐちを読んでいるみたいで、合いませんでした。 現代に沿っていない表現等がありますが、そのままだというのは、いいと思います。 その時代の情勢や風俗などが丸められるのは、違うと思うので。
投稿日:2022.12.16
タケ
『夫婦善哉』-これほどダメな男は中々いないのでは??自由軒のカレーが出てくる。『俗臭』『天衣無縫』『放浪』『女の橋』『船場の娘』『大阪の女』-船場の娘からつながる物語。『世相』-実体験のようなそうでないような内容。『アド・バルーン』。基本的に女が強く男がちょっとアレな感じな話が多い。割と酷い状況をサラッとテンポよく流してしまう感じは「あぁ~大阪っぽい」とは思う。
投稿日:2021.06.30
瑛都
高校1年生の時に読書感想文用の本として読んだが、人生経験が浅すぎてよく分からなかった。もう少し生きてから読み直したい。
投稿日:2021.04.05
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