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日暮吉延 / 講談社現代新書 (17件のレビュー)
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小田 浩彦
東京裁判を勝者にやらせたのは失敗だったと笹川良一は言っていたらしい。 事後立法そのもののA級戦犯より、九州帝国大学米兵生体解剖事件と言ったB級戦犯の方が罪は重いし裁かれて然るべきだと言う見解は、その通…りだろう。 だが日本人の中には勝者による敗者への一方的リンチだと感情、反発が残っていると思う。続きを読む
投稿日:2023.10.19
たけ
改めて東京裁判について見つめ直すことが出来ました。 知らなかった所も、よく分かりました。 何だかんだ言っても、結局勝者が敗者を裁く、歪んだ裁判です。
投稿日:2023.07.08
Tommy
A級とB級、C級戦犯の違いは何かから知らなかったが、本書を読んで東京裁判がどんなものだったのかを知ることが出来た。本書は客観的であり、膨大な事実をもとに書き上げられているため、悪戯に日本人が大好きなパ…ル判事を持ち上げたりと言った事もなく、安心して読むことが出来た。検察側、弁護側、判事側とそれぞれが自国の背景を抱えながら参加し、うまく行ったり行かなかったりと、そこにも人間模様があるのが生々しく、主張と妥協の末にやはり物事決まっていくよなと思う。続きを読む
投稿日:2022.10.02
さよなら!僕のマクガフィンたち
映画を観るにあたり、予習として読みました。 国際関係の視点が強いことが本書の特徴であり、東京裁判の特徴や欠陥などを論じつつ、当時の主要国の対外利益を踏まえた行動を解説するあたりが非常に面白い。どちらか…に偏りがちなトピックにおいて、冷静な根拠分析かは著者の意見を述べていることにも好感を持てる。 アメリカが裁判の平等性に拘ったこと、赦免時には裁判の正当性と冷戦情勢の変化による早期決着のジレンマに挟まれていたことなどは、読み進めるに当たり非常に面白かった。 アカデミックでありやや難しい気がするが、読み応え十分の良書。続きを読む
投稿日:2022.08.16
こば
東京裁判に関して客観的な事実を整理しようと試みた本。 現状のロシア・ウクライナのことをきっかけに、かつての戦争にまつわる東京裁判について知りたいと思い読んでみた。 細かいところまではあまり興味が持…てなかったので流し読み。 あとがきのまとめが著者の主張を端的に語っている。 東京裁判の結果を、連合国側からの視点と日本からの視点とで評価している。 連合国側から見た場合:東京裁判という政策に批判的。 粗雑な善悪史観で敗者に戦争責任を負わせるのは「行きすぎた正義」であり、敗者に屈辱感や怨恨感情を残すため。 日本側から見た場合:やむを得ない犠牲だった。 ①敗戦国であり、戦争の責任追及は不可避だった。その際に自身による責任追及ではなく勝者による責任追及を容認した。 ②軍国主義者を退場させ、米英に協調することで、戦後の発展や安全を確保することが必要だった。 ー----------- そもそも東京裁判やらA級戦犯やら、靖国神社問題やら、なんとなく聞いたことはあるけれどあまり知らない、というレベルでした。 でも、拙い知識の中でも、どちらかというと「戦争に善悪なんてないのに勝者が敗者を裁くなんて傲慢じゃないか」という視点をもっていました。 実際に本書を読んで、日本側にとっても、「必要悪的な、現実的な解としてやむを得ない処置だった」という視点を得られたのは新しい気付きでした。 映画も見てみたいけど、ストリーミング配信がないものか・・・ http://www.tokyosaiban2019.com/続きを読む
投稿日:2022.03.03
モゲラ
東京裁判の国際政治上の意義を見ていくことによって、歴史論争やイデオロギー論争が過熱しがちな東京裁判をめぐる議論に冷静さをもたらそうとする。
投稿日:2021.08.20
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