【感想】寅右衛門どの 江戸日記 人情そこつ長屋

井川香四郎 / 文春文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • nonmasashi003

    nonmasashi003

    シリーズ第一弾
    潰された藩の君主の影武者という妙な設定?
    藩の再興を果たすが影武者ゆえに失業、またしてもそこつ長屋の住人に
    本物にするか偽物にするか、今後の展開を含め明確でなかったのか?

    投稿日:2022.09.29

  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    浅草寺の参道にたたずむ裃姿の侍は、記憶を無くしているのか?
    それとも、お役の為に、身を隠しての探訪なのか?

    しかし、それは、改易となった殿様の影武者であったのが、、、おしまいの方で、理解出来て来るのだが、、、

    5話からなっている。古典落語を題材にしているとの事であるが、、、あまり知らないので、読み進む。

    2話の「味噌蔵炎上」は、勘当した子供と親との再会の話は、落語で、聞いたような気がする。
    この話の中で、「一大事」という言葉
    勘違いをして覚えていた。
    禅の言葉では、「一大事」とは、今、この瞬間を生きるという事―――後悔せぬ生き方を今するという事なのだと知った。

    主人公となる四条藩藩主 与多寅右衛門景清が、庶民とちょっと違って、常識が逸脱している所も面白い。
    銭湯の所の話も、、、、
    そして、そこつ長屋の住人達の人情味あふれた長屋が、いい。
    3話の「もう半分だけよ」で、伸太が、酔っぱらって、茶壷にお金を入れてしまいこんだのを忘れていたのを発見して、
    それ迄、無くしたと思って、長屋の者たちから集めたお金を返却しようとしても、誰も受け取らない。
    一度渡したものだから、、、という江戸っ子の粋な所を見せている。

    善意のお金として、活用できたこととして、書かれている作者の優しい心がわかる作品であった。
    続きを読む

    投稿日:2018.09.10

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【古典落語に材を取った、待望の新シリーズ!】駒形の長屋に、容貌魁偉にして博学だが、過去の記憶がないという侍が住み着いた。町の騒動を次々に解決するこの男の正体とは?

    投稿日:2016.08.18

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