【感想】たまさか人形堂それから

津原泰水 / 文春文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • sayasayaya

    sayasayaya

    「たまさか人形堂」の続編。
    今回はより束前さんの出番がふえ、
    澪とのやりとりもおもしろかった。
    また、『小田巻姫』にも進展が・・・
    続きが読みたいなあ。

    投稿日:2023.01.29

  • もっこ

    もっこ

    たまさか人形堂の続きです。
    ここでは人形修復の話だけではなく、持ち主の人形への思いと
    修復師の思いと拘りと、関わる人たちの思いが混じりあう。
    今回も、リカちゃん人形や創作人形、髪が伸びる市松人形、
    田巻姫にチェコのマリオネット、金属のボルトとナットのみで出来た人形や、
    マネキンも登場して、しつこくない蘊蓄に溜息ですよぉ。
    一番興奮したのは小田巻姫。
    北森鴻さんの陶子堂シリーズばりに、狸の化かしあいが勃発!
    こういう変な緊張感はたまりませんね♪
    冨永さんの帰りを待ちながら、続きを待ちます。
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    投稿日:2016.12.01

  • xmayumix

    xmayumix

     人形堂の主になった元OLと、店にもちこまれる人形たちの話の第2弾。

     まぁ、ほかの面々が個性的すぎるので、主人公はこうじゃないとダメなんだろうけど、彼女にはいらっとさせられることが多くてww

     彼女の成長記でもあると読めば、さもありなん、ではあるのだけど、でもなぁ。

     今回は、束前氏が素敵でした。
     あまり人にいえない類の人形を作っているのだけど、仕事に対するプロ意識がすごい。
     職業に貴賤はない、っていうのを体現している。

     個々のエピソードはよかったし、全体的に面白いんだけど、なんかもやっとした感じになるのは…。
     単に主人公が好きじゃないから、ってだけか??
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    投稿日:2016.07.03

  • knkt09222

    knkt09222

    このレビューはネタバレを含みます

    ゆるやかにつながりを持つ連作短編集。長編とも呼べる。

    物語の含む柔らかさ・温かさ・厳しさも勿論だが、特筆すべきは「会話」の緩やかさ・鋭さ。
    こいつらの丁々発止をいつまでも聞いていたいと思える。
    個人的には漱石→奥泉光→津原泰水の水脈が見えた。

    「香山リカと申します」
    「髪が伸びる」
    「小田巻姫」
    「ピロシキ日和」
    「雲を超えて」

    エピローグ「雲を越えて」。
    かつて自分が書こうとして挫折した小説のことを思い出して、心地よく敗北宣言を胸に刻む。
    2冊の中に2冊以上のボリュームが篭っているからこそ、この章の深みが味わえる。
    (カラックス「ホーリー・モーターズ」の結末が取ってつけたものでないのも思い出させてくれた)

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    投稿日:2016.06.24

  • いなえしむろ

    いなえしむろ

    ミステリーかな?

     続編であるが気軽に読むことができた。人形屋さんが舞台のショートストーリー。少し不思議なお話がいくつかあるのだけれど、新幹線車中で集中読破したつもりなのにどうやら気合い不足だったようだ。

     どのお話にも乗り切れないまま読了。寝不足が効いているかな? 機会があればほかも読んでみようかな。
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    投稿日:2016.04.19

  • smile0930

    smile0930

    面白かった。人形を通して、いろんな「ひと」が見えてくる。三者三様の人形堂。ひとはみんな、もがきながら生きてるんだなぁ。

    投稿日:2016.03.27

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