【感想】たまさか人形堂物語

津原泰水 / 文春文庫
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
4
16
7
2
0

ブクログレビュー

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  • sayasayaya

    sayasayaya

    3人の個性がおもしろく、主人公の葛藤が手に取るように分かり引き込まれた。
    津原泰水っぽい毒も少々加味され、ページ数年は少ないが読み応えはあった。

    投稿日:2023.01.25

  • knkt09222

    knkt09222

    このレビューはネタバレを含みます

    佳作。
    少しだけコメディ、少しだけハートフル、少しだけブラックで、少しだけ温かくなれる。
    人形は怪異という観念だけではなく、それ以前に工芸品だということを忘れてしまいそうになる自分に気づいた。
    しかし津原氏は、本当にそつなく文章を仕上げるな。まさに職人。

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    投稿日:2016.07.14

  • mone

    mone

    思ってたよりつまらなかった。内容の物足りなさもさることながら、文章が上手くないことが要因かな。主語が抜けてることが多くて、誰の行動なのかがすぐに分からず、読み進めてやっと推測できる有様。暇つぶしには向いてるかも。続編も同時に借りてしまったのだが、読まなくてもいい気がする。続きを読む

    投稿日:2016.03.16

  • yamatami

    yamatami

    このレビューはネタバレを含みます

    祖母の形見の零細人形店を継ぐことになった澪。押しかけ従業員で人形マニアの冨永君。謎の職人師村さん。
    「あきらめてしまっている人形も修理します」という広告をみて、傷ついた人形を抱えた人々が「たまさか人形堂」を訪れる。

    日常ミステリーの雰囲気を持つ一冊でした。
    人形がテーマの小説って、思えば本当に少ないかもですね。津原さんの作品も初めてです。少しわかりにくく感じる文章もありましたが、おもしろかったです!
    人形についてかなり詳しく書かれてあって興味深かったです。
    冨永君というキャラクターがかなりツボです。「恋は恋」で一番感じた、(他の章でもちょいちょい感じる…)冨永くんの持つ陰の性質。これから明かされていくのでしょうか。気になります!

    ひょうひょうとした冨永君も穏やかなシムさんも何かしら影があるようなのですが…澪さん、冨永君、シムさんのやりとりがとても楽しいです。澪さんがとても苦労人。
    そして誰もつっこまないのだけど、シムさんがテディベアのことを熊ちゃんと普通に呼ぶのがとてもかわいいです(笑)

    「毀す理由」
    「恋は恋」
    「村上迷走」
    「最終公演」
    「ガブ」
    「スリーピング・ビューティ」

    の6つの短編が収録。テディベア、創作人形、ラヴドール、竹田人形、大浜人形、人形浄瑠璃の人形、マリオネット…いろんなタイプのお人形が出てきて、勉強になります。「最終公演」の作風が他のものとは少し違っていて、それもまたおもしろいです。

    最後はどうなっちゃうのだろうと思いましたが…、とりあえず、冨永くんぱねぇ!(笑)
    続編がないと少し消化不良に感じる終わり方でした。
    ので、続編が早く読みたい!

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    投稿日:2015.05.27

  • umegumi3232

    umegumi3232

    人形の修理屋さんが舞台。


    富永くんや師村さんなど個性あるキャラクターです。とにかく、人形についてかなり詳しく書かれており、初めて知ることが多かった。

    なかなか面白い。

    投稿日:2015.05.09

  • otabechan

    otabechan

    人形、という題材に興味を惹かれて手に取った一冊。
    こういった、丁寧な仕事をしたいと思う今日このごろ。時代が早すぎて、窮屈だと思うことがある。

    投稿日:2014.11.03

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