【感想】「忍法秘話」掲載作品〔全〕 水木しげる漫画大全集

水木しげる / 水木しげる漫画大全集
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
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ブクログレビュー

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  • kiyosi

    kiyosi

    『忍者無芸帳』

    『忍者は一度勝負す』

    『忍法屁話』

    『雷石』

    『怪忍』

    『聖なる輪』

    『太郎稲荷』

    『ライバル』

    『ハト』

    『河童』

    『空想石』

    『陸ピラニヤ』

    『未完成交響楽

    『空のサイフ』

    『日本怪病伝 ろくでなし』

    『金太とピン子』

    『狸のポン太』
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    投稿日:2013.06.22

  • dd0269968

    dd0269968

    このレビューはネタバレを含みます

    ろくでなし、より

    -人間が真面目にできていて人情深ければ貧乏するに決まっている
    -強いて病名をつければ「天使病」とでもいうべきものだが
    -本来キミはまちがっていないのだ
    -世の中のほうが病気にかかってしまっているのだ
    -社会は本来人間中心であるべきものなのだが
    -いまではお金中心になってしまっているのだ
    -なにをしようとお金さえもっておれば「成功者」であり「善」なのだ
    -貧乏とは「軽蔑」であり「悪」なのだ
    -すべてのことは「お金」で動いているのだ
    -道徳とか人類愛とかいったものはうわべだけのペンキのようなものだ
    -正直で愛情豊かな人物はこの世ではろくでなしであり
    -ひどい目にあうのだ
    -「それでは私の病気はどうすれば治るのでしょうか」
    -いや私は治そうとは思わない
    -キミこそ健康体なのだ
    -健全な人間の姿なのじゃよ
    -お金が人間全体の心を狂わしてしまっているのだ

    経済活動への風刺が好き。ねずみ男の指摘している通りだと思うが、そうできないのが世に中である。

    忍法屁話、より

    異常な臭いで周りみ健康被害をぶっ放す屁を持つ正吉少年。それが原因で家を追い出される。悩める正吉はある寺に行き着く。和尚に喝を入れられたときに、また屁をかます。医者をすぐに連れてきたから命を取り留める和尚。医者にあらためて危険な屁であることを聞かされて絶望する正吉少年。ここで医者からそれを生かす職業につけばよいと諭される。
    ある祭で一匹の猛牛が突進してきたときに、思わずこいた屁で猛牛を倒す。それをみた忍者が正吉を弟子にした。

    これも長所と短所は紙一重であり、考え方次第で180度ものの見方が変わる。

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    投稿日:2013.06.08

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