超一流になるのは才能か努力か?

アンダース・エリクソン, ロバート・プール, 土方奈美 / 文藝春秋
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
15
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8
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ブクログレビュー

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  • Hajime

    Hajime

    このレビューはネタバレを含みます

    ■ひとことで言うと?
     あらゆる能力は限界的練習で後天的に獲得できる

    ■キーポイント
     ・才能=限界的練習の蓄積
      →才能は圧倒的な量の練習から生まれる(1万時間の法則)
       →才能は後天的に獲得できる
     ・限界的練習
      →能力向上には「限界的練習=かろうじて手が届く挑戦」が必要
       →1. 自分の能力を少し超えた課題に挑戦する
       →2. 具体的な達成目標を設定し、集中して課題に取り組む
       →3. 成果に対してフィードバックを受け、やり方を改善する
     ・「心的イメージ」の構築
      →心的イメージ=対象の物事に対する概念・情報の集合(心的構造)
       →心的イメージの拡充≒判断の高度化・高速化≒能力の向上
       →挑戦と失敗、フィードバックによって構築・改善されていく

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    投稿日:2021.03.14

  • MW

    MW

    何か(通常、高い)目標に向かって努力しているとき、「自分には才能があるのだろうか」という問いは必ず浮かぶ。
    本書では、トップレベルに到達するには生まれつき備わっている資質が重要なのか、後天的に努力で得るものが重要なのかを実例や文献等を用いて述べている。

    2014年に刊行された『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?(デイヴィッド エプスタイン著、早川書房)』が遺伝子とスポーツ能力に着目していたのに対し、こちらは各分野で過去に「天才」と呼ばれた人たちの幼少期の訓練や、トップレベルに到達した人たちがどんな練習をどれだけ行ってきたのかを調査し考察している。

    いくぶん「結論ありき」で論述しているような向きもあったが、概ね説得力のある内容だと思う。
    何かに向けて日々努力しつつも、自分には才能があるのだろうか?という不安を持ってしまう人には一読をお勧めしたい。
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    投稿日:2020.12.28

  • tttttahiti

    tttttahiti

    何をやっても平均程度まではできてもそこで頭打ち、自分には平凡な能力しかないものだと思い込んで生きてきた。けど、それは今までの自分の努力方法が効果的な方法ではなかった、つまり心的イメージを養う限界的練習ではなかったということを教えてくれる本。もちろん限界的練習は簡単な方法ではないし、努力し続けることの厳しさもしっかり書いてありながら、どんな方法が効果的であるのかを多面的に裏付けしてくれていて、説得力が高い。やらない理由を理屈っぽく駄々こねていた自分に、「とにかく正しく練習し続けること」へ挑む勇気をもたらしてくれる、良書!続きを読む

    投稿日:2020.10.13

  • 市川 侑樹

    市川 侑樹

    努力の大切さを解説した本。また、正しい努力(本の中では限界的練習と表現)の仕方が書かれている。感覚的には当たり前だけど、ちゃんと証明してみましたって感じ。

    投稿日:2020.10.10

  • kirisutoinochi

    kirisutoinochi

    このレビューはネタバレを含みます

    フォトリーディング&高速リーディング。のちに熟読。表題の答えは、超一流になるには「限界的訓練しかない」という事。たとえ才能の遺伝子があったとしても、著者によるとそれは音を聞く事が好きな遺伝子が楽器に触れる機会を与えたり、色に興味を抱かせる遺伝子が絵画に触れる機会を与える、というきっかけを生むだけで、誰もが訓練によって超一流になり得るとの事。

    この手の本では自己評価最高は星四つなのであるが、それを越えた感動(私的)があったので星五つとする。

    限界的訓練とは、意図的訓練の先を行く自己の限界を破り(コンフォートゾーンを脱し)ホメオタシス(心身の持つ恒常性維持機構)をずらす訓練。意図的訓練とはだらだらと繰り返さず、何をしているのかを意識する訓練。多くの人がなんの分野でも、この意図的訓練さえできていないらしい。それゆえにほとんど努力が無駄になる。

    最後の章で著者は心的イメージの重要性を述べ、教育はその心的イメージを付けさせる訓練をするべきだと述べる。

    要するに、どんなエキスパートになるにしてもその完成形を自分に当てはめ、限界的訓練をし続けると、超一流になれるという事。

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    投稿日:2020.01.15

  • たぬみちゃん

    たぬみちゃん

    このレビューはネタバレを含みます

    「上達」とはなんなのか、何をすれば得られるのか

    若手社員として、社内の仕事ができると言われる人とそうでない人の違いは何なのか、何をすれば自分が仕事ができる人とみなされる能力を得られるのかを知るべく購入。

    この本が伝えようとするメッセージは、限界的練習を繰り返し行うことが「上達」を作り出すということ。この極めて汎用コンセプトは様々な例示を援用して、様々な場面に適用可能なことが示されている。

    私にとって最も身近に適用できる例示は、英語が母語でない人の聞き取り能力の開発の事例。これは、ショッピングモールに行き英語を母語とする買い物客に同じ質問を問いかけ、同じような回答を何度も聞くことによってナチュラルスピードに対応できる能力を開発したというもの。ここでの重要なのは、当初は集中して聞き取りを行わなければ買い物客の発言を聞き取れず、これが限界的練習の条件をぴったり満たしているということ。

    私自身も、外国語学習者であるが、如何に限界的練習の状況を作り出し、それを繰り返せるかが外国語能力の上達の条件だということを強く印象付けられた。

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    投稿日:2019.12.31

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