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笹本稜平 / 小学館 (7件のレビュー)
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総合評価:
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本間海那
予定調和的なところはあるが複数の人生を絡み合わせて、読後はホッとさせるところは、笹本手法。犯人側にももう少し厚みが、あったらいいと感じた。
投稿日:2022.02.27
take9296
東京都葛飾区在住の資産家老人・有村礼次郎が突然失踪した。質素で孤独な生活を送る老人と唯一交流のあった少女・奈々美の訴えで臨場した警視庁捜査一課特殊犯捜査係の堂園晶彦は、有村邸の玄関から血痕を発見する。…同時に預金通帳や有価証券、時価二億円の根付コレクションが消えていた。有村老人は元暴力団員・中俣勇夫に金目当てで拉致された可能性が高い。中俣の潜伏先である鹿児島に飛んだ堂園は、自身の祖父と有村が鹿児島第一中学の同級生だったことを知る。二人はある事件がもとで故郷を追われていた。 著者の作品を読むのは久しぶり。かなりのご都合主義でげんなり。続きを読む
投稿日:2020.02.08
黒い☆安息日
このレビューはネタバレを含みます
2時間ドラマ特番脚本みたいな警察小説。 笹本稜平の筆があるから読ませるが、これを映像化したら下手すると凡百のサスペンス劇場になってまうだろうなぁ。鹿児島指宿ご当地ものに、脚本になかった特攻隊(知覧あたりも出てくるので)あがり役が出てきたりして…。 老人誘拐救出劇、戦後のどさくさに隠れた謎、主人公と被害者老人の因縁…、ち密に描かれているからこそご都合主義的な展開もハラハラドキドキできる。ノンフィクションのだいご味は「ウソだから安心できるがウソを感じずドキドキできること」だと思っている。この作品もそうだが笹本小説はその辺実に上手くバランスをとってくれるのだ。
投稿日:2018.10.19
yajjj
人知れず静かに暮らしていた資産家の老人が行方不明になった。事件か家出か拉致か。事件を担当する特殊犯捜査係の刑事さんは自らの祖父との関連に気付き…。笹本作品はは登場人物の、キャラ設定でかなり点数稼いでる…な。癖になる。続きを読む
投稿日:2018.10.09
2006takahiro
東京都葛飾区在住の資産家老人・有村礼次郎が突然失踪した。質素で孤独な生活を送る老人と唯一交流のあった少女・奈々美の訴えで臨場した警視庁捜査一課特殊犯捜査係の堂園晶彦は、有村邸の玄関から血痕を発見する。…同時に預金通帳や有価証券、時価二億円の根付コレクションが消えていた。有村老人は元暴力団員・中俣勇夫に金目当てで拉致された可能性が高い。中俣の潜伏先である鹿児島に飛んだ堂園は、自身の祖父と有村が鹿児島第一中学の同級生だったことを知る。二人はある事件がもとで故郷を追われていた。続きを読む
投稿日:2018.06.17
honno-遊民
著者の警察小説は、己の信念に従い、果敢に警察組織に立ち向かう主人公が登場し、カタルシスをしばしば喚起してくれる。 この作品は一味違い、老人の行方不明に事件性を見い出し、その行方を追う特殊犯捜査係の刑事…を描いたミステリー。 そして、その老人と交流のあった少女の存在が、作品にほのぼの感を与える。 しかし、事件の背景には、時代を超えた宿縁があり、物語に重層感を持たせている。続きを読む
投稿日:2016.12.30
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