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J・G・バラード, 村上博基 / 東京創元社 (23件のレビュー)
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総合評価:
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サグパニール
1975年に書かれたと知って驚いた。 隔絶された社会で秩序がどんどん崩壊していく様子が恐ろしすぎて、その進行の様を本を閉じるたびに家族に「この本ヤバい、みんな狂ってく」と吐き出さないとやってられなか…ったw続きを読む
投稿日:2024.03.23
だまし売りNo
超高層マンションがディストピアになるSF作品。住環境から遊離した建物に居住していると人間を歪ませてしまう。
投稿日:2022.12.31
曖昧まいん
高層ビルに住む人々が、小さな綻びをきっかけにおかしくなっていく話。想像の範疇を超えた……という感じはあまりないし、淡々と話が進んでいく面があるのでスリルみたいなものはないが、普段から平然と平和に生きて…いる自分の環境が当然じゃないかもしれない……という身近な所に恐怖を感じるという面で良い作品だった。続きを読む
投稿日:2022.11.25
や
最初に犬を食べてるシーンで、この時代のこの国では犬食いがあるあるなんだ〜と思っていたら、異常性の描写だったらしいことを後から知って笑ってしまった。
投稿日:2022.05.13
深川夏眠
ロンドン中心部に聳え立つ高層マンション。 40階建て1000戸、商業施設や小学校もある 一つの《世界》に生じた異常事態について、 三人の住人の視点で綴った作品。 1975年の時点で、 21世紀現代の俗…に言う「タワマンヒエラルキー」を透視・描出し、 当時の“近未来”消費社会のヴィジョンを提示した怪作。 25階に住む大学医学部の上級講師ロバート・ラングの 過去2~3ヶ月の回想。 マンション上層部、中層部、下層部の居住者が 共用設備の使用法やマナーなどを巡って 反目し合っていたが、停電が発生した際、 37階の住人である女優のペットの犬が溺死させられ、 また、最上階の宝石商が転落死したことで 不穏な空気が流れ始めた――。 階級闘争をスタイリッシュに描いた小説かと思いきや、 グロテスクなスラップスティックの様相。 悪臭芬々たる血みどろの無惨絵が展開されるのだが、 主要登場人物がクールで、語り口がスッキリしているので、 そのギャップがおかしくて、つい笑ってしまった。 映画版も観てみたい。続きを読む
投稿日:2021.11.10
kumapooooo
マンションが内部崩壊していく感じは、なんかやたらと高いビルが好きな香港にはありそうなイメージで、中国人ならこうやるに違いない、この下等民族め!と思いきや白人も一皮むけば一緒だ、というか、そもそもモデル…が香港だったりして。 犬を食ったり、ていうのはまだ許せるけど、まぁ別に腹減ったらしょうがない、だけど、なんでうんこやらションベンを撒き散らすのか。しかも自分の家の周辺にすら。 それさえなければ後は無問題。続きを読む
投稿日:2021.03.21
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