【感想】流木焚火の黄金時間 ナマコのからえばり

椎名誠 / 集英社文庫
(1件のレビュー)

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  • じゅう

    じゅう

    「椎名誠」のエッセイ集『流木焚火の黄金時間 ナマコのからえばり』を読みました。

    「椎名誠」作品は一昨年8月に読んだ『ワニのあくびだなめんなよ』以来なので久しぶりですね。

    -----story-------------
    この難儀な時代にわしらは何を考えるべきなのか。
    旅と食と酒と釣りと映画、放射能汚染に自然災害まで、「シーナ」流の野生の思考が語り出す。

    家庭で粗大ゴミ化したアワレな男たちを引き連れ、日本各地の海岸へ。
    不眠歴30年、新たに花粉症疑惑が浮上した体も、フシギなことに日光に当たるとすばやく快復、夜は焚火を囲んでの大宴会に。
    海釣りでカツオ相手に敢然とタタカイを挑み、躍進中国の原動力を考察し、放射能問題に警鐘を鳴らし、たまにいたいけな孫にホラ話を吹き込む「シーナ」的日常のヨロコビとモヤモヤをつづった『サンデー毎日』の名物エッセイ、文庫化第7弾。(解説/「ペリー荻野」)
    -----------------------

    軽めの作品で気分転換したい気分だったので本書をセレクト、、、

    『サンデー毎日』の連載エッセイ『ナマコのからえばり』を収録した作品です。

     ■1 波にゆられて上海へ
      ・ウヨウヨいるもの、超早起き、波涛への想い ほか
     ■2 たとえばシメコロシの木
      ・誰かが見ている、たとえばシメコロシの木 ほか
     ■3 夏のおわりの焚き火の前で
      ・我、光合成人間となりて、小さな異次元的旅行 ほか
     ■4 うどんのお詫び(映画、駅弁、ドロンコ怪物
      ・絶対笑える五本の映画 ほか
     ■5 汚されたシルクロード
      ・脈絡もなくスランプだあ、小さいモノの大きい未来 ほか
     ■単行本あとがき
     ■文庫版のためのあとがき
     ■解説 ペリー荻野

    『絶対笑える五本の映画』に洋画として選ばれた2作品の『お熱いのがお好き』と『ぼくの伯父さんの休暇』は、いずれも嫁さんと私の大好きな作品だったので妙に嬉しい気分になり、

    遂に「椎名誠」も花粉症になったのかぁ… と、私の仲間になってもらったことにほくそ笑んだり、

    4時に目覚めて眠れない… 睡眠力不足という言葉に、最近の私の睡眠力低下をシンクロさせたり、

    大型客船の旅や、焚火を眺めながらウイスキーを舐めることを羨ましく感じたり、

    と、勝手な仲間意識を持ったり、羨ましく思ったり、憧れを抱いたりしながら愉しく読めました。

    読んでいると、ガバガバ酒を飲んだり、野外活動を始めたくなったりするんですよね… 魅力溢れるエッセイです、、、

    相変わらずエッセイ一つひとつのタイトルが絶妙なところもイイですね… 面白かった。
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    投稿日:2022.10.20

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