新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
乙一 / 集英社文庫 (17件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
hina
乙一のファンタジー長編作品第一弾。 いじめられっ子の兄弟が亡き父の残した一冊の絵本から突然不思議な世界に迷い込む。 死んでも翌日には蘇る住人たちに自らが生み出した恐ろしい怪物の存在。 憎た…らしいほど悪態をつきまくるのになぜか憎めない弟と家族想いの優しく勇敢な兄。 怪物を生み出すほどの心はなぜ生まれたのか。 かなり好みの物語展開。 読みやすい子供の成長系冒険ファンタジー。 乙一の描く登場人物はいつも孤独を抱えていて、その中で手に入れる繋がりや絆がとても尊い。続きを読む
投稿日:2022.02.25
finger0217
現世(こちらの世界)でいじめられていた兄弟が、ファンタジーの世界に流れ着きます。 そこでは「異邦人」である彼らの心の闇から生まれた「怪物」が猛威を振るっていました。彼らが生み出し高異物を退治することが…、元の世界に戻る唯一の方法だと聞かされた兄弟は、まずは弟の心から生まれた巨大な「大猿」を退治するための戦いに身を投じることになります。 父親が死に、繰り返されてきたいじめによってすっかり性格が悪くなった弟グレイが生み出した、怒りに身を任せて破壊を繰り返す大猿は、その被害の大きさから「退治されるべき存在」として描かれますが、それだけの負の感情をため込むに至ったグレイのつらさを考えると、創造主であるグレイの怒りを彼に代わって放出しているだけで、消されなくてはならない存在とされた大猿の存在価値のはかなさにも心が痛みます。 乙一が描くファンタジー作品ということで興味を持って手に取りましたが、ただの不思議な冒険物語で終わらず、主人公の心理描写が緻密であるところや、人間の怒りや憎しみといった負の感情が形を持った「怪物」がファンタジー世界を破壊する存在として描かれるという設定などは著者の個性が発揮されているように思います。 シリーズ作品として第2巻が刊行されているようで、続きが気になる作品でもあります。続きを読む
投稿日:2021.11.20
sinku.
アールとグレイの兄弟はある日、アークノアという本の中の世界に迷い込む。 いくつもの部屋が連なり、歳も取らず死ぬこともなく変わらない人々が暮らす世界。 しかし二人が迷い込んだことで、平和なその世界に怪物…が現れたという。 怪物を殺すためにハンマーヘッドと呼ばれる少女、犬の頭を持つカンヤム・カンニャム達と共に旅に出る。 乙一のファンタジー。続きもの。 巨大なシャンデリアが光源となっている森や、至る所に本棚がそびえ立つ港町など、部屋ごと特徴が変わる不思議な世界観が魅力的。 見たことない光景なのに、想像力を刺激される。 続刊の展開が気になる。続きを読む
投稿日:2020.09.21
yueli
学校で苛められ、鬱屈していた兄弟が迷いこんだ箱庭世界。元の世界に戻るためには、自分から生れたて怪物を殺さなければならない。 箱庭世界にする意味があるのか?と思っていたが、怪物退治にうまく使われているな…ぁと思った。カンヤムとリゼ、ビリジアンたちが格好いい。後半は一気読みしてしまった。しかし、グレイがアメリカンチープな言葉遣いをするので、うんざり。痛過ぎてみてられない。他にも全体的に気取った会話が多いので、本筋よりそちらが気になってしまった。多分続きは読まない。続きを読む
投稿日:2019.04.26
ひろ
このレビューはネタバレを含みます
あまりにも弟のキャラがウザくて序盤で放り投げそうになったけど、後半は割と面白かった。結末が気になる。
投稿日:2018.07.15
be-san
面白いは面白く読めたのですが、 世界観がすごすぎて(^ ^; 正直、ちょっと付いてけない感も(^ ^; また、登場人物が多いと、 「人の名前を覚えない症候群」の私は どれが誰だかよく分からなくなり(…^ ^; どうやら続き物の一巻目らしく、 壮大な割にまだ事件は半分しか解決してない。 続編を...読むかなぁ...(^ ^; 読みたい気持ちは山々なのですが、 結構読むのに体力いるしなぁ...(^ ^;続きを読む
投稿日:2018.06.12
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。