【感想】死の迷路

フィリップ K ディック, 山形 浩生 / ハヤカワ文庫SF
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • しゅうこ

    しゅうこ

    このレビューはネタバレを含みます

    この夏はSFを読もうかと思って!あまり読んでないけど、読みたいジャンルなので!とりあえず古典的SFを読みたいなあと思って、アンドロイドは電気羊の夢を見るかを借りに図書館行ったら、ディックの本これしか置いてなかったからこれ借りた。
    最初の一~二段落目だけでこの話の世界観が分かるのやけど、わたしはこの冒頭に衝撃を受けたよ。SFってすごいな。ネットワーク上に神がいるのか。
    デスゲーム始まるからこのタイトルも納得やけど、最後の最後、2回目のどんでん返しでタイトルそういう意味かあとなった。そうかもう夢の中にいることにしたのか。
    本当に話も面白く読んだが、他にも章タイトルはその章を読み終わるごとに目次のタイトルに戻って読み直すくらいには楽しんだ。なにあの章タイトル?わたし何か読み落としてるの?ラッセル破産したってよ。(誰か教えて…)

    アンドロイドは電気羊の夢を見るかはまた今度読もう。まだ何冊か読みたいSFがあるけどもう8月も半ばになってしまった…

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    投稿日:2023.08.10

  • yoshi2013

    yoshi2013

    このレビューはネタバレを含みます

    氏の作品の中ではまたマシな方と評される、と解説で書かれているか、SFをあまり読まない自分にとってはかなり刺激的でした。
    一番最初に主観的に描かれるベントールチーフがあっさり死んてしまいいきなり先が見えなくなり困惑しました。神が実在する設定もいいですね。作中で語られた、地球上での人間以外の生物から見れば確かに人間は極めて不完全な神なのかも。終盤に大きなどんでん返しが2つあって楽しい。最終盤でのセスの失踪についても深みを感じます。食料の心配はないのだろうか、例えばコーヒーはつきかけているらしいし。人を平気で殺してしまう人間の心理は理解できないが究極の環境下であれば、なのかもしれない。
    途中意味不明な言葉がたくさん出てきてSF読みづらい感は否めないけどこれは慣れの問題かもしれないです。

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    投稿日:2022.05.03

  • eirain0320

    eirain0320

    SF界の巨匠・フィリップ・K・ディックによるSFサスペンス・ミステリー。未開の辺境惑星"デルマク・O"に集った14人の男女に降りかかる"死"、その真相とは――――。

    外部との通信が断たれ、脱出することも出来ず、惑星に閉じ込められた男女が次々と"死"に誘われるという、なかなかのサスペンス・ミステリーが味わえる。惑星に存在する謎の構築物の正体は何か、「神が実在する」という設定がどう絡んでくるのか、ワクワクしながら読み進めることが出来た。

    ディックの作品は、『ヴァリス』3部作を除けば比較的読み易いものが多いが、本作は特に読み易くまとまっている印象。ただ、その分尖った要素が少な目なので、少々物足りなく感じるかもしれない。
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    投稿日:2021.05.27

  • 一条浩司(ダギナ)

    一条浩司(ダギナ)

    未開の辺境惑星に目的不明のまま送り込まれた男女14人が繰り広げる脱出劇。外部との通信は絶たれ、移動手段もない中、一人また一人と謎の死を遂げていく。どこかで見たようなサスペンス・ミステリーだが、ディックらしい独特の世界観とヒネリがきいていて、SFとしてもよく出来ている。あの「驚き」をもう少し引っ張ってほしかったという、ギミックを使い切れていない感もいつものことで、もはやご愛嬌。ラストで全部持っていったので、素直に楽しめた逸品。続きを読む

    投稿日:2021.03.06

  • たろう

    たろう

    このレビューはネタバレを含みます

    神学とSFという、相反する領域が合わさっている特異なSF小説だった。更に仮想世界と殺人事件の要素も加わっていたので、お腹一杯になった。仮想世界は、今では映画やゲームでもお馴染みのアイデアだ。しかし、本書が発売された1970年当時の人々には珍しく、非常に驚いたのではないだろうか。もしかしたら本書は、仮想世界を初めて世に知らしめた本家本元なのかもしれない。誰か教えて!(笑)

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    投稿日:2019.10.19

  • mysterymanbo

    mysterymanbo

    作家として、出世作アンドロイドは電気羊の夢を見るか? Do Androids Dream of Electric Sheep? (1968年)、銀河の壺直し Galactic Pot-Healer (1969年)、
    ユービック Ubik (1969年)に続く作品だけに読ませます。残念ながら、私の好みではありませんでしたが。
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    投稿日:2017.08.11

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