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西村京太郎 / 集英社文庫 (1件のレビュー)
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おじまゆうや
○江ノ電の景色を舞台によくわからない殺人 ある日、若い男性がマンションの一室で殺害されていた。裕福な暮らしをしていたがお金が盗まれていないことから物取りの犯行ではなさそうだった。そして部屋の一角には大…きく「2」「1」と書かれた紙が貼られており、江ノ電のおもちゃも走り出した。番号の意味を考えると連続殺人となるはず、と考えた十津川は、江ノ電周辺を探り始める。 数日後、江ノ電の踏切で女性が絞殺されているのが見つかる。 その後、画家の戸山に「絵を盗んだ。返してほしければモチーフを渡してやるから絵を描け」という謎の要求が犯人らしき人物からあり、警察に話すも手がかりはつかめず。 謎の「江ノ電のおもちゃ」という手掛かりは謎を呼び続け、解決のときまでもつれこむが、江ノ電のおもちゃがあるから江ノ電に関係するんだ、という執念で解決まで持っていった。江ノ電について書かれた雑誌の記事から、江ノ電本体ではなく周辺で起こった事件・事故に関連するに違いないとにらんだ十津川は、犯人とおぼしき男の元へと行く。 江ノ電の気持ちいい風景も書かれており、なんとなく疑似体験。 一方で画家の戸山が最初、警察への協力に難色を示したあたりは、よくわからなかったが・・・続きを読む
投稿日:2016.05.10
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