【感想】はんざい漫才

愛川晶 / 文春文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 2.6
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ブクログレビュー

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  • gaaco

    gaaco

    老舗の寄席「神楽坂倶楽部」。
    席亭の父が倒れ、ずっと別居してきた娘の希美子が急遽、代理を務めるシリーズの第三作だ。
    落語、手妻、太神楽と続いて、今回は漫才の舞台に関わる謎解きが中心となっている。

    才師が寄席の舞台に上がるには、形の上で落語家の一家に加わらないといけないなど、その道のトリビアはふんだん。
    ミステリ好きでもない自分には、そういうところの方が面白かったりする。
    落語家の団体の「政治力」なんかも、妙に生々しい話だなあ、と思いながら読む。

    希美子の物語も、少し進展。
    もはや在籍する出版社から寄席への出向期限も切れる。
    (現実には育児休暇、介護休暇も取りにくい会社も多いのに、「実家の家業」への出向を命じるとは、なんと理解のある会社だろう!)
    ダメンズの元カレとのくされ縁。
    次の巻ではどうなるのかねえ。
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    投稿日:2022.10.30

  • jitan

    jitan

    内容(「BOOK」データベースより)
    編集者・武上希美子、三十一歳。老舗の寄席・神楽坂倶楽部への出向期間も過ぎ、将来を思い悩んでいるところに、また大事件が発生するが、ショー・マスト・ゴー・オン!シリーズ第三弾の今回は、人気漫才コンビ・ロケット団の三浦昌朗さん作、漫才風解説付。そして、最大のサプライズは「あとがき」のラスト一行にあり!続きを読む

    投稿日:2020.10.02

  • あまぐも

    あまぐも

    /+++
    編集者・武上希美子、三十一歳。老舗の寄席・神楽坂倶楽部への出向期間も過ぎ、将来を思い悩んでいるところに、また大事件が発生するが、ショー・マスト・ゴー・オン!シリーズ第三弾の今回は、人気漫才コンビ・ロケット団の三浦昌朗さん作、漫才風解説付。そして、最大のサプライズは「あとがき」のラスト一行にあり!
    +++

    神楽坂倶楽部シリーズの第三弾は、落語ではなく、漫才と音曲にスポットが当てられている。さらには、協会の会長職をめぐる経緯や、過去の因縁、そして希美子のこれからのことなどが絡み合い、もつれ合って厄介の度合いが増しているのである。だが最後は、義蔵さんの機転もあって、万事うまく事が運んだが、問題がすべて片付いたわけではない。希美子と健太郎のことを始め、数々の疑問は次の作品で解決されるのだろうか。ますます愉しみなシリーズである。
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    投稿日:2018.03.05

  • tuppence

    tuppence

    いきなり降ってわいた高座の、色んな人が協力する一幕が1番好き。
    いいなぁ、ああいうの。
    あとで、顛末を聞いてさぞ悔しがる人がいることでしょう♪
    とうとう一大決心をした希美に拍手!

    投稿日:2016.05.22

  • だだ

    だだ

    今回もカッコイイ姐さんが新登場。なにやら曰く因縁がある人物のようだが…。本シリーズに登場する女性は魅力的な人ばかりだ。それに比べてジジイたちがなにやら生臭くていけないや。

    投稿日:2016.05.04

  • Persimmon

    Persimmon

    神楽坂倶楽部シリーズの第3弾。

    前作まででも痛切に思っていたのだが、話の途中に度々登場する符牒などの解説がウザい。
    落語界ならではの粋を詰め込みたいのだろうが、逆に話の腰を折られてしまっているようにしか思えない。ポンポンとテンポよく進んでくれたらいいのに、と願いつつ、第3弾まで読み進めてきたが、次はないかな。。続きを読む

    投稿日:2016.04.19

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