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飴村行 / 文藝春秋 (14件のレビュー)
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1814307番目の読書家
わたしの中で、彼という存在はすでに神格化されているのかもしれない。言葉の一つ一つが網の目を縫う様にして、わたしの脳内へ遺憾なく流れ込んでくる。それはリアルな情景として、脳内で上映される悲惨な末路だ。
投稿日:2023.05.07
caninha
いつもの粘膜系よりもあっさりではあったけど「水銀のエンゼル」「路地裏のヒミコ」ともに『らしさ』は出てて面白かった。とくに「水銀のエンゼル」の方の最後の方のみなもの畳み掛けたまらない笑
投稿日:2021.02.16
奏悟
久々の飴村さん作品。 「水銀のエンゼル」医学部を中退後に作家デビューを果たした晃介は、若く美しい隣人で自分の大ファンだと言うみなもと恋人同士になる。順調に交際していたが、ある時医学部時代の元カノからの…連絡で全てが一変してしまう。 数々の伏線もあり、みなもの正体もわかったが終わり方が呆気なかった。 「路地裏のヒミコ」 悪友の茂夫に誘われ踏み込んでしまった路地裏で、25年前に姿を消した百発百中の予言者、ヒミコのオッサンの存在を知る大輝。正体を探りはじめた二人に待っていたものとは...。 粘膜人間の世界観を期待し過ぎてしまったのか、物足りなかった。 もっとめちゃくちゃな展開が欲しかった。 続きを読む
投稿日:2020.09.24
パラボス
2017年、19冊目は、約1年半振り『爛れた闇』以来の飴村行。120p前後の中編2本収録。 水銀のエンゼル:チョコボールのCM、「銀のエンゼル」のパロディー的タイトル(?)。医大を中退した藤村晃介は…、新人作家。やっと、仕事が軌道に乗り始めたために上京。その住まいの隣には、偶然にも彼のファンの女性が住んでいた。 路地裏のヒミコ:大学卒業後も、ネオモラトリアムな生活を送る大輝。大学からの彼の友人でミュージシャン志望の茂夫。二人は25年前、預言者として地域のカリスマであった「ヒミコのオッサン」の、その後を追いかけるようになる。 飴村行と言えば、『粘膜』シリーズ。そこで見せた、エロ、グロ、暴力、冒険の飴村流エンターテイメントは今回抑えめ。逆にコミカルな部分が前面に出ている印象。どちらかというと『爛れた闇』の感触に似ている。『粘膜』シリーズ好きには正直、物足りない。逆に、飴村行入門編にはイイかも、といった感じ。 個人的に一番残念なのは、2本ともクライマックスでヒネって、オチ。このヒネり方、オチのパターンがあまりに近すぎるコト。その辺考慮して、ギリギリ★★★☆☆。続きを読む
投稿日:2017.05.05
メル
中編2編。 飴村さんの作品を初めて読んだ。 ミステリとユーモアとホラーが融合されていて おもしろかった。 粘膜シリーズがすごいらしいので 読んでみようと思う。
投稿日:2015.07.02
skullandbones
このレビューはネタバレを含みます
「水銀のエンゼル」と表題作の中編2編を収録。 「水銀」は、私小説風?と思わせる叙述で、何こいつ恵まれてるの、粘膜シリーズの飴村行このままでは終わらないよね、と思っていたら、最後の最後で大逆転。みなもの見事に口汚い長台詞により、それまで晃介視点で語られていたのがくるりとひっくり返って、いかにいい気なもんだったかわかる。悲惨だがすがすがしい。 「ヒミコ」のほうがホラーファンタジー要素が強いが、一番不気味で怖いのは、おとなしそうな大輝の所業だという。大輝は、大聖環帝國法典第1条(侮辱罪)の前に、第2条(婦女子に狼藉)で死罪だよね!
投稿日:2015.03.20
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