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近藤大介 / 講談社現代新書 (3件のレビュー)
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総合評価:
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H.Sato
バイデンはホワイトハウス1の暇人で、彼が主張したのは早く日中韓でホットラインをつくるべきだということだけだった。 ウクライナ問題をめぐって欧米との対立を深めていたプーチンは日本を味方につけようとした。
投稿日:2016.11.04
kun92
相変わらずの中国のしたたかさ、怖さを描いた本。 展開は、中国そのものというか、習近平個人の野望をキーワードにしてる。 いったいどこから引っ張ってきた情報や、見たんかと思うくらい、個人を描く。読みやすか…ったし、面白かった。 しかし、約束も何もかも目標達成のために利用するもので、利用できる間だけ価値があり、力があるものは従わなくていいのだという思想自体、受け入れられるものではない。 隣の某国もそうだが、まずまず器が違う。 こんな国と外交しても、田舎の真面目で素直な人たちが叶うわけがないと毎度暗い気持ちになる。続きを読む
投稿日:2016.10.13
qingxiu
習近平はよく「中国の夢」ということを口にする。それは、アヘン戦争で敗れ帝国列強の餌食となる前の中国にもどろうという夢らしい。かつて中国は国が大きくなっても覇を唱えることはないと豪語したが、それはありえ…ないこと。今やロシアともアメリカとも肩を並べる大国になってしまった。本書はそこに到るまでの習近平のすさまじいバイタリティを息を継がせぬほどタッチで描写する。習近平は最初はプーチンにあこがれ、小さくなっていたのがやがてはそれをしのぐまでの力をもつようになった。オバマは大統領としてはあまりに優しすぎる。それがオバマ人気でもあるのだが、それによって中国になめられたのも当然とも言える。それにしても、習近平が世界を駈けまくるさまはすさまじいばかりだ。そして、その時々の格式に拘泥する。これもみごとだ。これを見ていると安倍首相などがかれんにみえてくるほどだ。かつての中国を知っているものにとって中国が大きくなることはうれしいことではある。世界の経済も政治も中国抜きではかたれなくなっているのだから。だが、金に任せてなんでもやろうとするのではなく、大国として道徳的に尊敬されるものをもってほしいものだ。中国には孟子という徳治を唱えた思想家もいたのだから。続きを読む
投稿日:2016.06.14
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