【感想】偉くない「私」が一番自由

米原万里, 佐藤優 / 文春文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kalitan

    kalitan

    米原万里の作品群から佐藤優が編んだ選集。
    米原万里は少女時代をチェコのソ連学校で過ごし、ロシア語通訳者として活躍、のちに物書きとなった人。

    親は共産党員で地下活動が長かったという。通訳として国際舞台での実体験も豊富であり、読書量は一晩に7,8冊は軽いという知見の持ち主。

    ゆえにエッセイもそんへんの文人が雑感を書くものとは一線を画す面白さだった。
    (選集だからそう思うのかもしれないが)
    政治や文化に対し批判精神を持ち、自身の考えが基盤にしっかりあることが感じられ、心地よい。
    他の著作にも興味を惹かれた。
    続きを読む

    投稿日:2021.08.15

  • ykikuchi

    ykikuchi

    米原万里さんのエッセイが好きで、何冊か読んでいる。本書は、佐藤優さんが編纂した一冊。東京外国語大学の卒業論文が掲載されているのも、本書の特徴。
    今度、本屋さんに行ったとき、久しぶりに米原さんの書籍を手にしてみたいと思った。続きを読む

    投稿日:2021.04.26

  • raizox

    raizox

    佐藤優氏が選んだ米原さんのエッセイ集。初公開の東京外語大学卒業論文が圧巻。最初は卒論だなんてつまらないなと思って読み始めたものの、後半はグイグイ引き込まれてしまいました。詩人ネクラーソフ…気になります続きを読む

    投稿日:2018.10.09

  • にんじんジュース

    にんじんジュース

    付き合いのあった佐藤優が米原万理の作品を紹介している。米原作品を読む前に読むと参考になるだろう。東京外大ロシア語学科の卒業論文も含まれていて、ネクラーソフの生涯について書かれてある。ネクラーネフって初めて聞いたが、米原万理が選んだのはよくわかる。続きを読む

    投稿日:2018.10.05

  • より

    より

    図書館で。
    佐藤優選米原アンソロとでも言うべきなのか。時々読んだ事がある気がする小作あり、こんなのも書いてたんだ~と思うモノもありで楽しく読みましたが… 卒論はちょっと読み切れなかった(笑)

    宗教よりもアルコールを崇める方が良いってのはすごいなぁ。外国のユーモアセンスってさらりとしていてすごいと思う。確かにビール派とワイン派が殺し合ったりしないもんな~続きを読む

    投稿日:2018.02.16

  • misaty

    misaty

    著者・編者の2人の対話や思い出話をもっと読みたい。それにしても米原万理が亡くなってしまったのが残念で仕方がない。今の政治や社会情勢についてのとても面白い文章が読めたことだろうに。この本では卒業論文まで載っていて、もうやはりこれ以上は未発表の作品は無いのだろうなと思うと寂しい。続きを読む

    投稿日:2017.08.15

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