グローバリズムが世界を滅ぼす

エマニュエル・トッド, ハジュン・チャン, 柴山桂太, 中野剛志, 藤井聡, 堀茂樹 / 文春新書
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
4
7
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ブクログレビュー

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  • pandra14

    pandra14

    エリートの質の低下、アベノミクスの失敗等を理由にグローバリズム反対!と唱える。

    じゃあ、どうしたらいいのか、ということについてはまた次回ね。ということのようである。
    こーゆー人たちはいいよね。何しても何かしらの不満をそれとなく(ほとんどノーベル賞を受賞したどこどこの大学のなになに教授も同じことを言っていた、ということを論拠とすることが多い)言っておけばOK的な。完全に野党です。

    とはいいつつ、バランス感覚は重要です。このような意見もあるのかと念頭に置きつつ物事を進める、ということがよい。
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    投稿日:2020.09.29

  • arafunesan

    arafunesan

    グローバリズムの終焉と新たな国家像
    https://www.cfiec.jp/jp/pdf/prp/0002-hakamada.pdf

    今回のコロナ騒動は、大きな流れでいれば、アメリカ単独主義から多極化へ、グローバリズムから国家主義へ、国際資本家がエリートを使って管理してきた世界の終焉なんだろう。う。だから、いろいろ予想できないようなことが、これからもは発生するんだろうな。管理してないんだから。
    ---------
    2020/06/18:読了
     エリートの著しい劣化。
     2014年のリーマン・ショックで、グローバリズム=搾取・詐欺 って構図が、隠しきれないほど明らかになり、声を上げる人が増えてきた。
     あれから6年、トッドさんの本は継続して追っているが、ハジュン・チャンさん、柴山桂太さん、中野剛志さん、藤井聡さん、堀茂樹さん の本も、読んでいこうと思う。
     ハジュン・チャンさんの本は、あまり翻訳されてないみたい
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    投稿日:2020.06.21

  • 座頭

    座頭

    新自由主義とかいうものが何なのかもよく分かっていない状況で読んだ。

    経済に対する規制を外して、より開かれた状態にすること。そしてそれは、グローバリズムによって国外にも扉を開き、世界を組み込んだ市場経済を作り出す。労働力は自由に移動するし、企業はより広くマーケットを拡大できる!

    やたら持ち上げられる新自由主義に対する切り込み。めちゃくちゃ要約すると、輸出にばかり目がいって、短期的な利益ばかり出そうとするから、内需を生む賃金の上昇が起きない(コストとしか見なされないから、労働力に投資しない)。大金持ちは簡単に株式で富を増やすが、その会社がどうなろうが責任は持たない。格差は大きくなるし、賃金上がらなくて需要も生まれない。そんな中で過剰な供給は続けられる。キツい。マジ無理。

    教育格差の話は面白かった。高等教育を受ける人が増えて、初等教育だけが満遍なく浸透していた時に生まれていた平等的な価値観が崩壊。教育による格差が当たり前のものという認識になり、それが賃金格差に対する不平等に対して「当然だろ」と思う仕組みになった。もはや人々は格差を当然のものとして認識し始めている。


    あと、右派が新自由主義に対して肯定的なのが奇妙という話も勉強になった。まさかの昔は、右派(保守)は新自由主義否定。なぜなら共同体や育んできた国内文化・繋がりを尊ぶ保守にとっては、それを破壊するグローバリズムは本来真逆の考えだったから。それが全体主義・共産主義の台頭により近づき始めた。そして何より、エリートの劣化が、責任逃れな新自由主義を肯定したのだ(市場原理が要因だからしらねぇよ!という言い訳をする)。

    正直半分も理解できてないと思うが、新自由主義についての知見を少しだけでも得られて良かった

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    投稿日:2020.05.07

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    2014年刊行。
    著者(対談者含む)エマニュエル・トッドはフランス歴史人口学者・家族人類学者。同ハジュン・チャンはケンブリッジ大学経済学部准教授(開発経済学)。同柴山桂太滋賀大学経済学部准教授(経済思想・現代社会論)。同中野剛志は元京都大学大学院准教授。同藤井聡は京都大学大学院教授(公共政策関連の実践的人文社会科学)。同堀茂樹は慶應義塾大学総合政策学部教授(仏文学・哲学)。


     タイトルどおり、反グローバリズムの論客が対談、あるいは小論形式で当該テーマについて叙述。納得する部分もあるものの、正直新味はない。またあまり紹介すべきところもない。
     また、対談と小論だけなので、緻密とは言いがたいし、情報の漏れ落ちの危惧もないではない。

     他方で、グローバリズムのカウンターがナショナリズムというところで、(理解は出来るが)ややげんなり。他には無いのかなあ…と思いつつ、いわゆる新自由主義経済学的手法を採用している国の多くの場合、経済成長率がさほど高くないことは記憶に止めておくべかも。
     なお、非グローバリズムの中国は良いのだが、ここで気になるのはアメリカ。一定程度経済成長をしている彼の国については、どう見たらいいのかな?。

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    投稿日:2018.04.29

  • chroju

    chroju

    各国が新自由主義を推し進めたのと同時期に格差拡大、成長の鈍化が起きたので、リベラル、グローバリズムはダメなのです、というような論が何度も繰り返されており、まともに双方の因果関係を論証しようとしているのがトッドのみ。学術書ではなく、タイトルの主張がすでに既成概念として存在していて、そこに対する批判を交えずに議論をまとめたような印象を覚える書。エビデンスに乏しい話と、あまり意味を成さない例え話(経済には統治が必要なのだ、という話を、交通ルールを撤廃したら道路はぐちゃぐちゃになりますよね?という話で語るのはギャグで言ってるのか不安になるレベル)ばかりであり、よろしいものではない。

    本書が2014年に発売され、その2年後にBrexitとトランプ大統領の誕生があったのは偶然ではない、だからこそ手を取ったのだが、肝心の中身がこれではちょっと。
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    投稿日:2017.09.22

  • ravenclaw55

    ravenclaw55

    表紙の写真で分かるように、エマニュエル・トッドが表看板の本だが、彼が語る場面は、他の著者よりそう多いわけではない。

    グローバリズムが経済的繁栄をもたらすという理論は、じつは根拠がなく、逆に世界に不公平と混乱をもたらす元凶であることを、座談会およびそれぞれの論文でわかりやすく説いた本。続きを読む

    投稿日:2017.09.01

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