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浅暮三文 / 光文社文庫 (1件のレビュー)
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oooba3
また、新たな女性刑事モノに出会えた。 だが、最近、過去にさまざまな事件で傷を負っていたり、事件で家族を失ったりしている刑事がやたらと多すぎませんか。 この作品の主人公、文京区本郷M署に勤める如月七…(ナナ)もそうなんですね。 カナダ人の父親と、日本人の母親との間に生まれたハーフ。彫りの深い顔、長い手足、170cmに近い身長とくれば、ああ、きっと「美しすぎる刑事」とか呼ばれるんだろうなと、余計なことを思ってしまう。 だがどうやら、幼児期にその両親が殺害された模様。 (まだ、この作品では真相が明らかにされていません) その傷のためか、感情を置き忘れたようなところがあるが、一人の親友と、そしてかつての上司の土橋刑事だけは七をもじって「セブン」と呼び、彼女の後押しをする。 物語の展開もそうだが、誰もが振り返りそうな容姿で、 ヘビーな過去を持っている割に、キャラが際立ってこない。 むしろ、相棒となる土橋のほうがいい味出してるし、心に残る。続きを読む
投稿日:2018.02.20
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