【感想】ことばおてだまジャグリング

山田航 / 文藝春秋
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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2
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0

ブクログレビュー

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  • suomi

    suomi

    途中までは一言一句漏らさず丁寧に読んでいたが、「東京特許許可局」の言いづらさのランク云々のところで、著者ご自身の考察であるのに辻褄が合っていなかった箇所で立ち止まってしまった。

    そこ以外は色々と凄いとは思うが読むのに疲れたのでリタイア。続きを読む

    投稿日:2023.03.11

  • fukayanegi

    fukayanegi

    このレビューはネタバレを含みます

    言葉巧みな皆さまのレビューから面白そうだったので手に取ってみたのだが、期待の遥か上ゆく面白さ。
    幼少期から鍛え上げたことば遊びの業、極意を惜しげもなく披露。

    自分も中学生の頃、辞書の説明文を読んで「さて、この言葉はなんでしょう?」と隣の席の子と遊んでいたら、先生にそのことを教室中に紹介されて気恥ずかしい思いをしたことを思い出した。
    だが、そんな遊びは序の口で、水切り(辞書で引いた言葉に出てくる言葉を次々に引いていく一人遊び)に始まり、回文やアナグラム、早口言葉の創作など、ありとあらゆる言葉遊びに通じ、その魅力やこつを引くぐらいw熱い想いで語ってくれている。
    と同時に、その語彙力が成す、いい具合にずれた感じのおとぼけ語りが無性に笑える。
    ほんと好き。

    中でも特に「おぉ」と思ったのはしりとり。
    しりとりのポテンシャルを信じ、編み出された粋なルール(二文字しりとり、尻を二文字目に食い込ませるしりとり、一文字ずつ増えてゆくしりとり、文章しりとり、限定しりとり)。
    さすが久しぶりにあった友人に「今度また久しぶりにしりとりしよう」と言われるだけのことはある。
    我が家でも、車移動中なんかに、ふと思いついたようにしりとりタイムが訪れるのだが、多少のルール追加はするもののやっぱりマンネリ化ぎみなので、今度やるときは山田さんの知恵を拝借してみようと思う。

    ”ルールは「縛り」ではない。「束縛」ではない。むしろ、秘められていた真の力を解放するためのブースターなのだ”は名言。
    また、最後の十二章の章末に綴られる山田さんのことば遊びに対する、それまでとはまた別のトーンの想い、誇りに胸を打たれた。

    山田さんの文章は『世界中が夕焼け』の穂村さんの歌の解説に続き2作目だが、まだ歌集は読んだことがない。
    俄然興味が湧いてきたのだが、行きつけの図書館にことごとく蔵書がない。
    これはまたリクエストの出番か!?

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    投稿日:2023.02.12

  • ☆ベルガモット☆

    ☆ベルガモット☆

    このレビューはネタバレを含みます

    5552さんのレビューから興味を持ってお取り寄せ
    言葉でこんなに楽しめるなんて驚きです。和田ラジヲさんのシュールな気の抜けた4コマ漫画が最高に面白くて何度も読んじゃいます。
    まず辞書で孫引きいろいろしていくことばの水切りは今すぐできそう。本を持ってなくてもネットでもできる。『終わりそうで終わらない。(略)これがこのゲームの飽きない理由だ。言葉って本当に海だなあ。そこが見えそうで決して見えない』『ゲームの本質は「ルール」にある』確かに!ちょっとやってみたら小一時間潰せる。
    回文はむしろ数学の定理とか公式といったものに近くて『隠されたものを発掘する』ことらしい。『逆算に逆算を重ねて、きれいな日本語にハマる言葉をうまく探し当てる』気の遠くなる作業だけどうまくいったときの嬉しさは数十倍になりそう。回文投稿サイトがあるらしい。
    好きな回文 
    気温は地獄、五時半起き
    断裂した記憶。やはり早く起きた。失恋だ。
    ことばの解体アナグラムも頭の中がぐちゃぐちゃになりそうなくらい高度な技術が必要。
    石川啄木の歌の解体後の文はお見事。釧路に住んでいたエピソードも取り入れるなんて。
    私の名前のアナグラムを熟考しまして、「珈琲屋ローマ」になりました。珈琲飲めませんが。
    難易度最高級パングラムは、バカリズムさんの作品を一度見たことがあって驚愕したが、こんなに他にも作品があったなんて。
    早口言葉は、『蛇腹じゃ邪魔だしマハラジャじゃやっぱ邪魔だ』が言えません。
    しりとりの『ル』攻撃はウケてしまった。その手があったか。
    文字の配置を入れ替えるスプーナリズムは簡単で楽しめる。ちょっとした変化でこんなに無意味なことばになるなんて。ハマればハマるほど感性が小学生へと退化するらしい。
    母音で集めた言葉の集団を見て感動したリポグラム。aグループは和語が入ってやわらかムード。しっかりお口を開けて発音しようと思った。
    個別に考えた五音と七音の組み合わせをする短歌ゲーム、偶然生じた組み合わせに笑ってしまいそう。今度友と集う食事会で提案しようかな。
    『短歌を作っていると、自分でも予想していなかったかたちに言葉が自立していく瞬間』があるからハマるという。納得。

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    投稿日:2022.10.08

  • 5552

    5552

    このレビューはネタバレを含みます

    歌人・山田航さんと、言葉の世界を遊び尽くす!!

    回文・アナグラム・パングラム・早口言葉・しりとり・スプーナリズム・アクロスティック・連想ゲーム・なぞなぞ・リポグラム・短歌。

    言葉ひとつでこんなに愉しめるなんて!と、驚き。
    いろんな言葉遊びを覚え、遊び尽くしながら、「究極の言葉遊びは短歌」と、書かれる山田さんの歌をもっと読みたくなった。

    有名な短歌をアナグラムにしてオリジナルの短歌に仕立て直す遊びを紹介。

    柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君―――与謝野晶子『みだれ髪』
    →やははだのあつきちしほにふれもみでさびしからずやみちをとくきみ
    →友達はビキニ見られず悔しさの極みで星や血を掴みあう

    不来方(こずかた)のお城の草に寝転びて
    空に吸はれし
    十五の心―――石川啄木『一握の砂』
    →こずかたのおしろのくさにねころびてそらにすはれしじふごのこころ
    →疎かにされずこの頃恥じらふの
    少し子猫の旅
    釧路にて

    和田ラジヲさんの脱力四コマ漫画もあり。

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    投稿日:2022.09.07

  • rijks

    rijks

    ジャイケル・マクソンとか、マール・ポッカートニーとか、そういう言葉遊びをしていた時に、そんなのばかりが集められたサイトを見つけた時の驚き。そしてこんなニッチでバカなことを考えてる人がけっこういるんだな、という喜び。

    折句とか、ラテ欄縦読みとか、これはアナグラムだと発見したり、時々出逢う高度な回分にびっくりしたりとか、そういうのが好きな自分に、もっとこんな遊び方もあるよ!と教えてくれた一冊です。言葉遊びって面白い!
    続きを読む

    投稿日:2019.09.14

  • Pecteilis radiata

    Pecteilis radiata

     言葉遊びって究極の学問だと思うようになった。

     学校でも積極的にこういうことをやっていってもらいたいと思うのだが無理だろうな。
     
     この方法は前に読んだ記憶方法の本よりも有効だと思う。これを利用できればあらゆる事を記憶できる。続きを読む

    投稿日:2017.09.19

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