【感想】心がわり 狸穴あいあい坂

諸田玲子 / 集英社文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • うさぎ

    うさぎ

    何年も前に読んでいたシリーズ。結寿の成長物語…なんでしょうけど。
    言っちゃなんだけど結寿の、道三郎に対する未練がしつこすぎf^_^;
    旦那さんの万之助さん優しいし、子供まで作ってもまーだ元カレをうじうじ思い出してる。最後はようやく自分の気持ちに気付いたけれども、そのまで長いよ!
    一目見ただけで怪しい人を見分けられるかと思いきや、平左衛門についてはスルーだし。迷惑かけられまくっても、憎む気になれないとか…ちょっとイラッとしました。
    残念。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.31

  • oooba3

    oooba3

    かなわぬ恋、結寿と道三郎は、それぞれの道を歩み始める。小山田家の嫁として結寿は…。

    シリーズ三作目。
    悪者など、どこにもいない。

    登場人物は、お互いを思いやり、我を抑えて生きていく。

    この時代の生き方、そして、武家の生き方だと言ってしまえば、
    そうなのだが。

    町方と火盗改め。
    相容れぬ家に生まれた二人が、その思いをかなえることはない。

    結寿は小山田家へ、道三郎は新しい妻を迎え、二人の人生は、
    交わることもなく、それぞれの道へ。

    結寿は小山田家の嫁として励むうち、夫、万之助の優しい人柄に触れ、
    次第に心を寄せていく。

    波風の立たない展開に、多少、歯がゆいところもあるが、
    これはこれでいいのかもしれないと、納得する。

    ただ、新刊、「嫁ぐ日」が出ているのだが、
    その紹介文を読むと、一波乱ありそうで、穏やかではない…。
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    投稿日:2023.12.03

  • あやごぜ

    あやごぜ

    シリーズ第三弾。

    道三郎への思いを秘めたまま、小山田家へ嫁いだ結寿。

    婚家に降りかかった災難を機に、小山田家の嫁として生きていく覚悟を決めたのは、結寿の成長ともいえますが、何とも切ないと思ってしまいます。続きを読む

    投稿日:2019.06.01

  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    結寿は、心を秘めた人と別れて、御手先組の小山田家に嫁いで、1年。
    夫の万之助や、義父母に、少し認知症のお婆様の生活に慣れてきたのだが、人の好い小山田家の人たちに、少し胡散臭い親族という者が、現れて、最後には、小山田家改易になるかもと、、、いう危機に追い込まれる。
    そして、妊娠した結寿にも、悲惨な運命になるかも、、、と。
    しかし、物事、上手く取り計らってくれる溝口幸左衛門の働きが、素晴らしい。

    我が家にも、実家から運んだ山桜桃梅が、新芽を出す季節になった。
    又、赤い実をついばみに鳥たちが、やって来るだろう。
    このゆすら庵にも、立ち止まることのできないものたちが、心安らかに、羽を休ますところかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.13

  • mi-key

    mi-key

    シリーズ3作目。
    嫁いで1年、小山田家での生活に次第に馴染みつつも、ふとしたときに道三郎への思慕を思い出す結寿。
    そんな毎日のなかでなんと小山田家が事件に巻き込まれる…。
    まさか、まさか…こんな展開になるとは…。ちょっと、いやかなり寂しい。
    1作目から続きを楽しみにしてきたシリーズだけに。
    ネタバレになるけれども、最後は…と願っていただけに、結寿の出した結論に納得できないままだった。
    続編を読んだらこの心境も払拭できるのかもしれないけれども。
    続きを読む

    投稿日:2016.01.08

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