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隈 研吾, 清野由美 / 集英社新書 (44件のレビュー)
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ミイ
汐留、丸の内、六本木、代官山、町田について、それぞれの街の成り立ちや特徴が紹介されています。 ・汐留は、不況期に切り売りされて統一感の無い街。 ・丸の内は、働くだけでは街としての価値が上がらないので…、仲通りの仕掛けで商業的に成功した街。三菱グループの力を感じる街。 ・六本木は、森稔のアーバンニューディール政策でできた街。オフィス、ホテル、商業、シネコン、テレビ局、広場、庭園を複合。 ・代官山は、地主の朝倉家と建築家槇文彦の余裕が感じられる街。 ・町田は、JRのリアルと私鉄小田急のバーチャルが入り交じった街。続きを読む
投稿日:2022.04.13
たまごごはん
東京の、それぞれの箇所の独特な雰囲気を言語化してくれる。建築に疎くてもへーってなる。 隈研吾ってやっぱり面白い人なんだよなー
投稿日:2020.03.28
touxia
東京の都市論。街をどう見るのか? 隈研吾と清野由美が対談し、歩きながら感じたままを話す。 こうやって都市を見るかと、面白い視点が与えられた気がした。もっと、都市には、物語が埋め込まれていると思った。 …汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。 都会に立つ高層ビルは、オフィイスビルが多い。 汐留のダメダメ感は、なんとなくわかるものがある。 統一性やコンセプトがなさすぎると思う。 それは、ある意味では、機能的で、味気ない空間と言える。 とりわけ、東京駅から丸の内の界隈は、息が詰まりそうな空間である。ビジネスの戦場という殺伐感があるかなのか。 街並みに感じる「風情」を削ぎ落としたというか、喪失した空間。 しかし、三菱地所の本社が、実に目立たないところにあるのも、日本の奥ゆかしさなのだろうか。 六本木ヒルズは、森美術館に行くだけで、あまり感じなかったけど芸術家の経営者が、作ったという言い方は、面白いかもしれない。確かに、そのビルのフォルムは、存在感があり、異様な雰囲気がある。 代官山は、槇文彦というサラブレッドが、代々の地主と噛み合って、時間をかけたまちづくりになったというのを見て、一度行ってみたい。 町田も、一度も行ったことがないので、街を見に行こうと思う。 渋谷、青山、品川、秋葉原などについても、二人で歩いてみて、新たな視点があると面白いな。 肩の力を抜いて、建築に興味を持つきっかけにはなる本である。続きを読む
投稿日:2020.03.18
gdgtn35
約10年前の出版であり、現在の渋谷再開発等の最新情報は載っていないものの、都内で馴染みのあるエリアの再開発経緯や街並みの対比が成されている。私自身も体感した「汐留の建物の不統一感」「代官山の独特の雰囲…気」「新宿副都心の無機質さや不便さ」等、筆者が実際に歩きながら、理由や背景をレポートする形式は興味深く読めた。続きを読む
投稿日:2019.09.14
japapizza
先日本屋を訪ねたとき、社会的なつながりに焦点を当てた書籍を紹介するコーナーがあり、数冊買いあさったのだが、その中の一つ。隈研吾氏がどんな人物か関心があったので読んでみた。 感想としては、芸術家や建築家…の言っていることってわかりにくい… 色々断定的に言い切っているが、必ずしも芸術的観点で語っているのか、学者的社会視点で語っているのか、わからなった。続きを読む
投稿日:2018.10.08
motose
古い本だけど、著者がそれぞれの街をよく知っている感じが良かった。知っている場所について書くべし。と改めて思った。 まぁ知ってると思ってはいけない、みたいな話に最後なるのだけれど。パラダイスなき今、スト…レンジャーを気取ってもいられない気がする。続きを読む
投稿日:2018.08.05
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