【感想】司馬遼太郎短篇全集 第十二巻

司馬遼太郎 / 文藝春秋
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • midnightwakeupper

    midnightwakeupper

    戦国武将で英雄と言われるほどの者は、みな父親を早くに亡くしている、自ら手掛けたものもあるし、伊達政宗のように見殺しもある/『貂の皮』「良い戦士を作るには年少から戦場を体験しておくといい」「武士」は武装農民の進化型で、「正統」が不在の実力主義の戦国時代では、戦闘力がアイデンティティとなっていた。井沢元彦『逆説の日本史』で、徳川家綱の(評価の低い)「生類哀みの令」について考察し、「過激と見られるほど生命尊重の原則を打ち出さなかったなら泰平の世は来なかったろう 」。暴力が一時的にはあまりに有効な手段、にたいして自制を馴致続きを読む

    投稿日:2022.03.28

  • NSMR

    NSMR

    「重庵の転々」収録

    「秩序の安定期に幸福な日常をおくろうとすれな、事なかれの処世以外にない。」

    「最大の不幸は有能にうまれつくことであった。
    有能であれば、その能力の表現をもとめて新規のことをおこそうとし、おこせばかならず秩序の埒(らち)をふみこえることになり、結局は身をやぶるもとになる。」続きを読む

    投稿日:2013.03.09

  • sagebari

    sagebari

    「大楽源太郎の生死」が特に好きです。大楽さんの生涯を描いた作品なんですが、長州人にこういう人もいるんだなあ、と。何か不思議な魅力があって大好きな人物です。「木曜島の夜会」は哀愁と海と海風の情景が目に浮かぶようで何ともいえない切ない気持ちになりました。

    馬上少年過ぐ/城の怪/貂の皮/重庵の転々/大楽源太郎の生死/有隣は悪形にて/木曜島の夜会
    続きを読む

    投稿日:2012.09.03

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