【感想】昭和史のかたち

保阪正康 / 岩波新書
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • あんみつ/胡桃院

    あんみつ/胡桃院

    昭和史の中にいくつかある重大な局面を、「かたち=図形」で捉え直す試みを綴った書。第四章で示された「頂点A=天皇、頂点B=統帥権、頂点C=統治権とする三角形」という図式は、憲法のグレーゾーンを恣意的に利用した軍部の動きが具体的にイメージでき、なるほどと思った。「かたち」を意識して、これまで読んだ昭和史関連の書籍をまた読み直せば、より理解が進むかもしれない。続きを読む

    投稿日:2018.01.08

  • ぶたぴぃ

    ぶたぴぃ

    数学にこだわる必要もなかったとは思う。◆昭和天皇の負け惜しみの戦争で負けて、軍部が去ってよかったが、歴史は繰り返すと言うから、あえてこのことを言うというのは今の世を考えると侮れない。◆◆軍人が末端の兵隊に対して1銭5厘としか考えてなく、特攻に選んだのが学徒ばかりだったのは、兵学校出のエリートには金が掛かっているからというのも頭にくる。続きを読む

    投稿日:2016.04.04

  • reso100

    reso100

    昭和史をいろいろな形で表現しているのは,ある意味で理解を深める有効な手段だと感じた.特に良いと思ったのは「正方形」で日本型ファシズムを表した第2章だ.情報の一元化,教育の国家主義化,弾圧立法の制定と拡大解釈,官民挙げての暴力,これらの4本の線で国民を締め付けていたと解析している.それぞれの線は,大本営発表,軍人勅諭/戦陣訓,戦時下の時限立法,懲罰召集で更なる締め付けを図った由.このような時代を賛美している連中がいることは,大変残念なことだ.続きを読む

    投稿日:2016.02.03

  • タカギ

    タカギ

    戦争責任者は誰だと声だかに言いたかったのかな。
    昭和はみっつに分かれるとしながらも、ほぼ前期の戦前・戦中の議論ばかりです。数学や図形を用いてでも、わかってもらいたいという気持ちもわかりますが、かえってわかりにくくもさせています。続きを読む

    投稿日:2015.11.09

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